(仮訳)タイにおいてタケに生じたTamhinispora saraburiensisの形態および分子系統解析に基づく記載
Sommai, S. et al., 2019. Tamhinispora saraburiensis sp. nov. (Tubeufiaceae, Dothideomycetes) on bamboo in Thailand based on morphology & phylogenetic analysis. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.402.1.1 [Accessed June 4, 2022] 【R3-09569】2022/6/4投稿

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3行まとめ

タイ、サラブリー県においてタケの腐朽稈に発生した菌を検討し、Tamhinispora saraburiensisとして新種記載した。
本種は分生子が暗褐色~黒色の倒洋梨形の網状胞子であり、先端から長い付属糸を伸ばすことなどで特徴づけられた。
Tamhinispora属の検索表を掲載した。
Thailand, Saraburi Province

(新種)

Tamhinispora saraburiensis S. Sommai, P. Khamsuntorn & U. Pinruan
語源…サラブリー産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tamhinispora indica
分生子が暗褐色~帯黒色
分生子の本体がほとんどの場合卵状または不規則形
分生子頂部から付属糸が伸びる
分生子が網状胞子である
分生子の付属糸が淡褐色~暗褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の付属糸の数が0-3ではなく0-9
本種より分生子の付属糸が短い
本種と異なり分生子の付属糸の隔壁数が0-26ではなく0-7
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tamhinispora srinivasanii
分生子が暗褐色~帯黒色
分生子が網状胞子である
分生子の付属糸が淡褐色~暗褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の本体がほとんどの場合卵状または不規則形なのではなく卵状または分枝するかY形または不規則形である
本種と異なり分生子の付属糸の数が0-3ではなく0-8
本種より分生子の付属糸が短い
本種と異なり分生子の付属糸が頂部ではなく頂部、側面、偏心部、または基部から生じる
本種と異なり分生子の付属糸の隔壁数が0-26ではなく0-15
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される