2015年6月20日 (仮訳)ブラジル産ベニテングタケおよびその種内分類群の分類学的研究 Wartchow, F., Maia, LC. & de Queiroz Cavalcanti, MA., 2013. Taxonomic studies of Amanita muscaria (L.) Lam (Amanitaceae, Agaricomycetes) and its infraspecific taxa in Brazil. Acta Botanica Brasilica. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0102-33062013000100005&script=sci_arttext [Accessed June 19, 2015]. 【R3-01937】2015/06/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルにおいてベニテングタケ(Amanita muscaria)と同定された標本を検討し、muscariaおよびflavivolvataの2亜種が含まれることを示した。 前者はヨーロッパグリ、後者はマツ属およびユーカリ属植物と、それぞれ関係を持っていた。 両亜種は子実下層の幅および担子胞子の長さを基に区別された。 ※本論文に掲載されているAmanita muscaria var. flavivolvataは変種 (variety) であるにもかかわらず、文章中では亜種 (subspecies) と呼んでおり矛盾が認められる。2015年6月20日時点でのMycoBankのcurrent nameに従い、論文中では変種の学名が用いられているが、本ページには亜種の学名を掲載した。 (その他掲載種) Amanita muscaria (L.) Lam. ベニテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita muscaria subsp. flavivolvata ブラジルに分布する 本種と異なりユーラシアではなく北米に自然分布する 本種と異なりブラジルにおいてクリ属ではなくマツ属植物の樹下に発生する 本種より子実下層の幅が狭い 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と分子系統解析で異なるクレードに含まれる(先行研究) (その他掲載種) Amanita muscaria subsp. flavivolvata Singer 【よく似た種との区別】 Amanita muscaria(ベニテングタケ) ブラジルに分布する 本亜種と異なり北米ではなくユーラシアに自然分布する 本亜種と異なりブラジルにおいてマツ属ではなくクリ属植物の樹下に発生する 本亜種より子実下層の幅が広い 本亜種より担子胞子が短い 本亜種より担子胞子のQ値が小さい 本亜種と分子系統解析で異なるクレードに含まれる(先行研究)