2016年4月20日 (仮訳)慢性皮膚ムコール症の病原菌、Mucor irregularisの分類および疫学 Lu, X-L. et al., 2013. Taxonomy and epidemiology of Mucor irregularis, agent of chronic cutaneous mucormycosis. Persoonia. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/nhn/pimj/2013/00000030/00000001/art00004 [Accessed April 19, 2016]. 【R3-02851】2016/04/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 健康なヒトにムコール症を引き起こすMucor irregularisの分類学的位置、疫学、および種内/種間多様性を検討した。 MLSTおよびAFLP分析の結果、本種は単系統群を形成し、5つのサブグループからなることが示された。 本種がアジアを中心に世界的に分布し、天然においては土壌および腐朽した植物に生息することが示唆された。 (その他掲載種) Mucor irregularis Stchigel, Cano, Guarro & Ed. Álvarez 【よく似た種との区別】 Mucor hiemalis 臨床検体から分離されることがある 臨床的特徴が類似している nrLSU、RPB1、RPB2、nrLSU+ITS+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり動物病原菌ではなく腐生菌である 本種より最大生長温度が低い nrLSU、RPB1、RPB2、nrLSU+ITS+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度:ITS 87.2–88.8%、nrLSU 96.9‒97.0%、RPB1 73.2‒74.0 %、RPB2 87.8‒88.1 %)