(仮訳)マングローブ林に産した新種Paradictyoarthrinium salsipaludicolaの系統分類
Htet, ZN. et al. 2023. Taxonomy and phylogeny of Paradictyoarthrinium salsipaludicola sp. nov. (Paradictyoarthriniaceae, Pleosporales) from mangroves. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.620.4.4 [Accessed October 26, 2023] 【R3-11097】2023/10/26投稿

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3行まとめ

タイ、プラチュワップキーリーカン県のマングローブ林において腐朽材に発生した菌を検討し、Paradictyoarthrinium salsipaludicolaとして新種記載した。
本種はコロニーが黒色粉状、分生子柄が分化分生子柄であり、分生子が緑色~褐色石垣状で不均一な異隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種は本属菌としてマングローブ林から報告された初の種となった。
Thailand, Prachuap Khiri Khan Province, Pran Buri District

(新種)

Paradictyoarthrinium salsipaludicola Prematunga & Htet
語源…塩湿地に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paradictyoarthrinium hydei
タイに分布する
腐生菌である
腐朽材に発生する
nrLSU+ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりマングローブ林ではなく陸域に生息する
本種より分生子柄が長い
本種より分生子が長い
nrLSU+ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Paradictyoarthrinium aquatica
アジアに分布する
腐生菌である
腐朽材に発生する
nrLSU+ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタイではなく中国などに分布する
本種と異なりマングローブ林ではなく淡水域に生息する
本種より分生子柄が長い
本種より分生子が長い
nrLSU+ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される