2020年10月31日 (仮訳)新種Arthrinium minutisporum、Pezicula neosporulosa、Acrocalymma pterocarpi:韓国産土壌菌の新記録 Das, K. et al., 2020. Taxonomy of Arthrinium minutisporum sp. nov., Pezicula neosporulosa, and Acrocalymma pterocarpi: New Records from Soil in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2020.1830741 [Accessed October 31, 2020] 【R3-07827】2020/10/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国山清郡および霊岩郡において土壌から分離された菌を検討し、そのうちの一菌株をArthrinium minutisporumとして新種記載した。 本種は分生子が小型で、分生子に不稔細胞を伴い、PDA培地で白色のコロニーを生じることなどで特徴づけられた。 また、同じく土壌から分離されたPezicula neosporulosaおよびAcrocalymma pterocarpiを韓国新産種として報告した。 韓国慶尚南道山清郡 (新種) Arthrinium minutisporum K. Das, S.Y. Lee & H.Y. Jung, 語源…微小な胞子の(分生子のサイズから) 【よく似た種との区別】 Arthrinium phragmites ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり土壌ではなくヨシの稈などから分離される 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種より分生子が長い 本種と異なり不稔細胞が分生子と凝集するのではなく菌糸上に生じる 本種より不稔細胞のサイズが大きい 本種と異なり不稔細胞が淡褐色~褐色ではなく褐色 本種と異なり不稔細胞が楕円形~類円筒形ではなく楕円形~棍棒形 本種と異なりPDA培地におけるコロニーが白色ではなく汚白色で淡黄色のパッチ状 本種と異なりPDA培地におけるリバースが淡いシエナ色ではなく黄色 ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Arthrinium hydei アジアに分布する 分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなく香港などに分布する 本種と異なり土壌ではなくタケの稈などから分離される 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なりPDA培地におけるコロニーが白色ではなく淡黄色 ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Arthrinium aureum ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくスペインなどに分布する 本種と異なり土壌ではなく空中などから分離される 本種と異なり分生子形成細胞に小歯を伴う 本種より分生子のサイズが大きい ITS+TUB2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Pezicula neosporulosa Y. Zhilin & G.J.M. Verkley (韓国新産種) Acrocalymma pterocarpi Jayasiri, E.B.G. Jones & K.D. Hyde