(仮訳)Hohenbuehelia auriscalpiumH. abietinaH. josserandiiの分類およびH. tremulaの1記録
Holec, J. & Zehnálek, P. 2020. Taxonomy of Hohenbuehelia auriscalpium, H. abietina, H. josserandii, and one record of H. tremula. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM72204.pdf [Accessed August 1, 2022] 【R3-09743】2022/8/1投稿

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3行まとめ

チェコおよびウクライナ産標本を基にHohenbuehelia auriscalpiumの分類を検討した。
本種をH. abietinaと同種とする先行研究の意見に同意した。
また、稀産種H. josserandiiのチェコ産標本を検討した。

(その他掲載種)

Hohenbuehelia auriscalpium (Maire) Singer
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【よく似た種との区別】
Hohenbuehelia tremula(ケンポカタハ)
形態的に類似している(本種に同定されたことがある)
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘シスチジアが頭状
本種と異なり傘シスチジアが薄壁

(その他掲載種)

Hohenbuehelia josserandii Consiglio & Setti
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【よく似た種との区別】
Hohenbuehelia mustialensis
針葉樹に生じる
材生息菌である
子実体の形態が類似している
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が豆形ではなく長楕円形
Hohenbuehelia unguicularis
材生息菌である
子実体が小型
子実体が暗色
本種と異なり針葉樹ではなく広葉樹に生じる
本種と異なり子実体が杯状および貝殻形
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が僅かに広い
本種と異なり担子胞子が楕円形~円筒形であり側面視で僅かに豆形である
Hohenbuehelia leightonii
針葉樹に生じることがある
材生息菌である
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子実体のサイズが類似している
子実体の色が類似している
本種と異なりほとんどの場合落葉樹および草本に生じる
本種と異なり子実体が杯状または貝殻形
本種より襞が淡色の白色、灰色~帯黄クリーム色
本種より担子胞子のサイズが大きい

(その他掲載種)

Hohenbuehelia tremula (Schaeffer) Thorn & G.L. Barron
ケンポカタハ
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【よく似た種との区別】
Hohenbuehelia auriscalpium
形態的に類似している(この種に同定されたことがある)
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり傘シスチジアが頭状でない
本種と異なり傘シスチジアが薄壁でない