2017年3月29日 (仮訳)石灰質土壌のシナノキ属森林に産したCortinarius puellarisグループのTelamonia型フウセンタケ属菌 Brandrud, TE. et al., 2017. Telamonioid Cortinarius species of the C. puellaris group from calcareous Tilia forests. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/fileadmin/media_data/Open_Access_Sydowia/Sydowia_69_2017/06-Sydowia-69_Brandrud.pdf [Accessed March 28, 2017]. 【R3-03881】2017/03/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ノルウェー南東部のシナノキ林からCortinarius puellarisグループに属する4種を報告した。 そのうちC. biriensisおよびC. subpuellarisの2種を新種記載した。 これらの種は肉眼的形態ではほとんど識別不可能であったが、担子胞子のサイズや表面性状などが異なっていたほか、ITS領域の塩基配列が互いに8-22塩基ほど異なっていた。 Norway, Oppland, Gjøvik, Biri, Eriksrud nature reserve (新種) Cortinarius biriensis Brandrud & Dima 語源…ビリ産の 【よく似た種との区別】 Cortinarius intempestivus ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している 担子胞子の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりフランスなどにおける分布が知られている 本種より担子胞子の平均幅が僅かに狭い 本種より担子胞子表面が強い疣状~刺状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius puellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius subpuellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが明瞭に小さい 本より傘表皮の菌糸が強く結晶に覆われる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Norway, Telemark, Bamble, Baneåsen nature reserve (新種) Cortinarius subpuellaris Brandrud & Dima 語源…Cortinarius puellaris類似の 【よく似た種との区別】 Cortinarius puellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius intempestivus ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが明瞭に大きい 本種ほど傘表皮の菌糸が強く結晶に覆われない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius biriensis ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが明瞭に大きい 本種ほど傘表皮の菌糸が強く結晶に覆われない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cortinarius intempestivus Moënne-Locc. & Reumaux 【よく似た種との区別】 Cortinarius puellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態が非常に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子が広楕円形に近い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius biriensis ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している 担子胞子の形態が類似している 本種と異なりフランスなどにおける分布が知られていない 本種より担子胞子の平均幅が僅かに広い 本種ほど担子胞子表面が疣状~刺状でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius subpuellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している 本種より担子胞子のサイズが明瞭に小さい 本より傘表皮の菌糸が強く結晶に覆われる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cortinarius puellaris Brandrud, Bendiksen & Dima 【よく似た種との区別】 Cortinarius intempestivus ノルウェーに分布する 肉眼的形態が非常に類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種ほど担子胞子が広楕円形でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius biriensis ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cortinarius subpuellaris ノルウェーに分布する 肉眼的形態がおそらく区別できないほど類似している ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される