(仮訳)中国においてPhotinia prunifoliaに発生した新種Terriera intraepidermalis
Lu, D-D. et al., 2015. Terriera intraepidermalis sp. nov. on Photinia prunifolia from China. Mycosystema. Available at: http://www.cqvip.com/qk/95901x/201506/666573171.html [Accessed April 14, 2016].
【R3-02835】2016/04/15投稿

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3行まとめ

中国湖南省においてPhotinia prunifoliaの葉に生じた菌を検討し、Terriera intraepidermalisとして新種記載した。
本種は宿主の葉の両面に散生~群生し、表皮内に子嚢果および分生子果を生じ、帯線は形成しなかった。
本種の単胞子分離を試みたが成功せず、DNAの採取も宿主組織が夾雑物となり成功しなかった。
中国湖南省張家界市武陵源区賀龍公園

(新種)

Terriera intraepidermalis D.D. Lu & Y.R. Lin
語源…表皮内の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Terriera cladophila
本種と異なり子嚢果を宿主表皮内に生じるという特徴を欠く
本種より分生子果のサイズが大きい
本種と異なり帯線を形成する
本種より子嚢胞子が短い
本種と異なり子嚢胞子がゼラチン質の鞘に包まれるという特徴を欠く
本種より側糸の幅がずっと狭い
本種と異なり側糸が一度しか分枝しないという特徴を欠く
Terriera minor
本種と異なり中国のみではなく汎世界的に分布する
本種と異なり子嚢果が宿主表皮内ではなく表皮下に生じる
本種と異なり分生子果が知られていない
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなく0-1
本種と異なり側糸の先端が不規則に膨大する
本種と異なり側糸が一度しか分枝しないのではなく2-3次分枝する