(仮訳)クリの病原菌Gnomoniopsis smithogilvyiおよびそのシノニム
Shuttleworth, LA., Walker, DM. & Guest, DI., 2015. The chestnut pathogen Gnomoniopsis smithogilvyi (Gnomoniaceae, Diaporthales) and its synonyms. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2015/00000130/00000004/art00002 [Accessed June 30, 2016].
【R3-03063】2016/06/30投稿

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3行まとめ

形態学的検討および分子系統解析に基づき、2012年に独立に記載されたGnomoniopsis smithogilvyiG. castaneaeが同種であることを示した。
前者が優先権を有していることを確認したことから、後者を前者のシノニムとした。
両種の系統学的種概念の比較には、GCPSRおよびGSIの2つの手法を用いた。

(その他掲載種)

Gnomoniopsis smithogilvyi L.A. Shuttlew., E.C.Y. Liew & D.I. Guest
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gnomoniopsis paraclavulata
同じブナ科植物を宿主とする
ITS+EF1-α+β-チューブリン+MS204+FG1093に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりクリ属ではなくコナラ属植物を宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
ITS+EF1-α+β-チューブリン+MS204+FG1093に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Gnomoniopsis clavulata
同じブナ科植物を宿主とする
ITS+EF1-α+β-チューブリン+MS204+FG1093に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりクリ属ではなくヨーロッパブナおよびコナラ属植物を宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
ITS+EF1-α+β-チューブリン+MS204+FG1093に基づく分子系統解析で明瞭に区別される