(仮訳)ソーシャルメディアを通じて発見されたアメリカのヤスデに生じた初のラブルベニア目菌類
Santamaria, S., Enghoff, H. & Reboleira, AS. 2020. The first Laboulbeniales (Ascomycota, Laboulbeniomycetes) from an American millipede, discovered through social media. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/51811 [Accessed October 28, 2020] 【R3-07816】2020/10/28投稿

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3行まとめ

米国のヤスデに初めて見出されたラブルベニア目菌類としてTroglomyces twitteriを新種記載した。
本種は当初、ヒゲヤスデ科のCambala annulataに発生していたものがツイッターで拡散された。
その後、Cambala属のヤスデの博物館標本が検討され、本種の存在が確かめられた。
USA, Georgia, Peach County, Fort Valley

(新種)

Troglomyces twitteri Santam., Enghoff & Reboleira
語源…ツイッターの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Troglomyces tetralabiatus
ヤスデに寄生する
子嚢殻の唇の数が4
細胞VIが不明瞭
細胞VIが顕著に扁平である
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり子嚢殻の唇が僅かに突出するのではなく非常に明瞭
Troglomyces dioicus
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり雌雄異株である
本種と異なり菌体に明瞭な刺状の突起を有する
本種と異なり付属糸が分枝しない
Troglomyces bilabiatus
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり子嚢殻の唇の数が4ではなく2
本種と異なり付属糸が分枝しない
本種と異なり造精器が付属糸下部の細胞から直接生じる
Troglomyces pusillus
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり付属糸が分枝しない
本種と異なり付属糸の2番目の細胞が節間生の造精器として機能する
Troglomyces triandrus
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり造精器の数が1ではなく3
Troglomyces botryandrus
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり造精器が2つの集まりからなる
Troglomyces manfrediae
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり付属糸が分枝しない
本種と異なり造精器が付属糸基部細胞の隅に生じる
Troglomyces rossii
ヤスデに寄生する
本種と異なり米国における分布が知られていない
本種と異なりヒキツリヤスデ目のヤスデが宿主でない
本種と異なり付属糸が二叉分岐し、分岐部に特徴的な台形の小型の細胞が位置する