2016年7月18日 (仮訳)ブラジル産ニクイロアナタケ属菌 Westphalen, MC., Reck, MA. & Silveira, RMB., 2012. The genus Junghuhnia in Brazil. Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2012/00000094/00000001/art00013 [Accessed July 18, 2016]. 【R3-03119】2016/07/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル産ニクイロアナタケ属菌を再検討し、6種の発生を認め、記載文および検索表を掲載した。 そのうち、Junghuhnia subundataをブラジル新産種として報告した。 また、J. collabensなど5種を疑問種あるいは除外種として掲載した。 (パラナ州新産種) Junghuhnia carneola (Bres.) Rajchenb. (パラナ州[ブラジル]、サンタカタリーナ州[ブラジル]、パナマ新産種) Junghuhnia meridionalis (Rajchenb.) Rajchenb. 【よく似た種との区別】 Junghuhnia collabens(ツガノニクイロアナタケ) 形態的に類似している(当初本種がこの種の変種として記載された) 本種と異なりブラジルなどではなく全北区にのみ分布する 本種と異なり子実体が煉瓦色~肉桂色ではなくより暗色で煉瓦色~ココア褐色 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく円筒状ソーセージ形 Junghuhnia nitida(ニクイロアナタケ) ブラジルに分布する 子実体が背着生 孔口面がクリーム色~淡桃橙色のことがある 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種と異なり孔口面が煉瓦色~肉桂色ではなくクリーム色~淡橙桃色 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく卵状~広楕円形 Junghuhnia polycystidifera ブラジルに分布する 子実体が背着生 担子胞子の形態が類似している 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種と異なり孔口面が煉瓦色~肉桂色ではなくクリーム色 (サンタカタリーナ州新産種) Junghuhnia minuta I. Lindblad & Ryvarden 【よく似た種との区別】 Junghuhnia undigera ブラジルに分布する 子実体が重生する 子実体が傘状 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が乾燥すると脆い樹脂状硬質になるのではなく柔軟な革質 本種と異なり子実層にハイファルペグを有さない 本種より担子胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Junghuhnia nitida (Pers.) Ryvarden ニクイロアナタケ 【よく似た種との区別】 Junghuhnia polycystidifera ブラジルに分布する 子実体が背着生 子実体がクリーム色 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種より子実体が硬質 本種と異なり孔口面がクリーム色~淡橙桃色ではなくクリーム色~ベージュ色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が卵状~広楕円形ではなく狭楕円形~類円筒形 Junghuhnia meridionalis ブラジルに分布する 子実体が背着生 孔口面がクリーム色~淡桃橙色のことがある 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種と異なり孔口面がクリーム色~淡橙桃色ではなく煉瓦色~肉桂色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が卵状~広楕円形ではなく狭楕円形~楕円形 (その他掲載種) Junghuhnia polycystidifera (Rick) Rajchenb. 【よく似た種との区別】 Junghuhnia crustacea 子実体がクリーム色 本種と異なり孔口が通常裂ける 本種と異なり孔壁が歯牙状 本種より担子胞子の幅が広い Junghuhnia meridionalis ブラジルに分布する 子実体が背着生 担子胞子の形態が類似している 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種と異なり孔口面がクリーム色ではなく煉瓦色~肉桂色 Junghuhnia nitida(ニクイロアナタケ) ブラジルに分布する 子実体が背着生 子実体がクリーム色 骨格菌糸状シスチジアが粗い結晶に盛んに覆われる 本種ほど子実体が硬質でない 本種と異なり孔口面がクリーム色~ベージュ色ではなくクリーム色~淡橙桃色 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~類円筒形ではなく卵状~広楕円形 (その他掲載種) Junghuhnia undigera (Berk. & M.A. Curtis) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Trametes spp. 子実体のサイズが類似していることがある 本種より子実体のサイズが通常大きい 本種と異なり子実体が革質 本種と異なりシスチジアを欠く 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型ではなく3菌糸型 Junghuhnia minuta ブラジルに分布する 子実体が重生する 子実体が傘状 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が柔軟な革質ではなく乾燥すると脆い樹脂状硬質になる 本種と異なり子実層にハイファルペグを有する 本種より担子胞子のサイズが小さい