(仮訳)ポーランド産ウメノキゴケ科地衣 (4):Punctelia
Szymczyk, R. et al., 2015. The lichen family Parmeliaceae in Poland. IV. The genus Punctelia. Herzogia. Available at: https://www.bio-forum.pl/messages/11141/2015_Szymczyk_i_in_Punctelia-1131917.pdf [Accessed June 28, 2023] 【R3-10735】2023/6/28投稿

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3行まとめ

ポーランドからPunctelia jeckeriP. subrudectaの2種を報告した。
両種とも1980-1990年代の記録が多いのは、この時期に地衣類学調査が活発化したためか、あるいは気候変動のためと考えられた。
後者はポーランドにおいて危急種とされており、次回のレッドリスト改訂では前者についても同じステータスが提案されている。

(その他掲載種)

Punctelia jeckeri (Roum.) Kalb
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Punctelia subrudecta
同所的に分布する(ポーランド)
同時に発生することがある
樹皮生である
形態的に非常に類似している(容易に混同されうる)
地衣成分としてレカノール酸を含む
本種より地衣体が薄い
本種と異なり裂片縁部に粉霜を欠き、光沢がある
本種と異なり粉芽塊が主に葉縁ではなくほとんどの場合葉央に位置する
本種と異なり粉芽塊が円形
Punctelia caseana
地衣体下面が淡色
粉芽塊が主に葉縁に位置する
地衣成分としてレカノール酸を含む
本種と異なり裂片縁部に粉霜を欠き、光沢がある
本種より粉子が長い
Punctelia perreticulata
ヨーロッパに分布する
地衣体下面が淡色
粉芽塊が葉縁に位置する
地衣成分としてレカノール酸を含む
本種と異なり地衣体表面が小皺状~時に溝状
本種より粉子がずっと長い
Punctelia borreri(ハクテンゴケ)
ヨーロッパに分布する
本種と異なり地衣体下面が黒色
本種と異なり地衣成分としてジロホール酸、時に脂肪酸類を含む
本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含むという特徴を欠く
Punctelia reddenda
ヨーロッパに分布する
本種と異なり地衣成分として脂肪酸類のみを含む
本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含むという特徴を欠く

(その他掲載種)

Punctelia subrudecta (Nyl.) Krog
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Punctelia jeckeri
同所的に分布する(ポーランド)
同時に発生することがある
樹皮生である
形態的に非常に類似している(容易に混同されうる)
地衣成分としてレカノール酸を含む
本種より地衣体が厚い
本種と異なり裂片縁部に粉霜を欠き、光沢があるという特徴を欠く
本種と異なり粉芽塊がほとんどの場合葉央ではなく主に葉縁に位置する
本種と異なり粉芽塊が円形でない
Punctelia borreri(ハクテンゴケ)
ヨーロッパに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり地衣体下面が淡色ではなく黒色
本種と異なり地衣成分としてジロホール酸、時に脂肪酸類を含む
本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含むという特徴を欠く
Punctelia reddenda
ヨーロッパに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり地衣成分として脂肪酸類のみを含む
本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含むという特徴を欠く
Punctelia perreticulata
ヨーロッパに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり地衣体表面が小皺状~時に溝状
本種より粉子が長い