(仮訳)イタリアにおいて新たに記録された北米産の種、Leucopaxillus monticola
Vizzini, A. & Contu, M., 2009. The North American Leucopaxillus monticola (L. cerealis complex) newly recorded from Italy. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000109/00000001/art00062 [Accessed December 13, 2016].
【R3-03564】2016/12/14投稿

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3行まとめ

イタリアのトリノにおいてカラマツ林に発生したLeucopaxillus monticolaをイタリア新産種として報告した。
本種は北米から初めに報告され、のちにフランスから報告された種であり、本報告が全世界で3番目となった。
本種は傘が小型で縁部に溝線を有し、不快臭があり、縁シスチジアが糸状で豊富に生じることなどで特徴づけられた。

(イタリア新産種)

Leucopaxillus monticola (Singer & A.H. Sm.) Bon
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【よく似た種との区別】
Leucopaxillus cutefractus
フランスおよびイタリアに分布する
本種と異なりオランダ、スペイン、ドイツ、エストニア、フィンランド、スウェーデンにおける分布が知られている
本種と異なりカラマツ林ではなく広葉樹樹下の荒れた砂地に発生する傾向がある
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘の直径が大きい
本種より襞の間隔が顕著に疎
本種より襞が厚い
本種と異なり襞が柄の部分で盛んに吻合する
本種より襞が垂生する
本種と異なり子実体に不快臭ではなく無臭あるいは芳香があるのみである
本種と異なり子実体の味が不快な苦味ではなく甘い
本種より担子胞子の幅が広い
本種より担子胞子の装飾が顕著