(和文題名)キンカクイチメガサ(新称)の日本における発生について
Nagasawa, E., Shimono, Y. & Hongo, T. 2000. The occurrence of Hypholoma tuberosum (Agaricales, Strophariaceae) in Japan. Reports of The Tottori Mycological Institute. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Yoshito-Shimono/publication/278211891_The_occurrence_of_Hypholoma_tuberosum_Agaricales_Strophariaceae_in_Japan/links/557d388d08aeea18b776ad0a/The-occurrence-of-Hypholoma-tuberosum-Agaricales-Strophariaceae-in-Japan.pdf [Accessed January 10, 2023] 【R3-10230】2023/1/11投稿

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3行まとめ

鳥取、京都、新潟、および大阪で発見されたHypholoma tuberosumを日本新産種として報告した。
本種は従来カナダ、オーストラリア、およびベルギーのみから知られており、日本では公園、芝生、花壇、畑地などに発生し、移入種である可能性が考えられた。
本種は菌核を形成するのが特徴であり、傘は黄土色~帯褐橙色でつばを欠き、柄が根状に長く伸びることもあり、担子胞子は楕円形で発芽孔を有していた。

(アジア、日本新産種)

Hypholoma tuberosum Redhead & Kroeger
キンカクイチメガサ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agrocybe semiorbicularis
生息環境が類似している
形態的に類似している(野外で混同のおそれがある)
子実体の形態が類似している
本種と異なり菌核を有するのではなく欠く
本種と異なり胞子紋が暗褐色
本種と顕微鏡的形態が異なる
Agrocybe arvalis(タマムクエタケ)
生息環境が類似している
形態的に類似している(野外で混同のおそれがある)
子実体の形態が類似している
菌核を形成する
本種と異なり菌核が不規則形ではなく球形~類球形
本種と異なり胞子紋が暗褐色
本種と顕微鏡的形態が異なる