(仮訳)カプノディウム目における新種Eriosporella bambusicolaの系統的位置
Dai, D-Q. et al., 2014. The Phylogenetic Placement of Eriosporella bambusicola sp. nov. in Capnodiales. Cryptogamie, Mycologie. … Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v35.iss1.2014.41 [Accessed October 2, 2015].
【R3-02250】2015/10/03投稿

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3行まとめ

タイ北部でタケの生葉に発生した分生子果不完全菌の一種を検討し、Eriosporella bambusicolaとして新種記載した。
本種は葉の表面にオリーブ緑色~褐色の塊を形成し、分生子が短い基部細胞から3本の腕が広がる形状をしていることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でカプノディウム目クレードに含まれ、Pseudoramichloridium属との類縁性が示されたが、他の属との関係は明らかにならず、分類未確定とされた。
Thailand, Chiang Rai Province, Mae Fah Luang University

(新種)

Eriosporella bambusicola D. Q. Dai, N.N. Wijayawardene & K.D. Hyde
語源…タケに生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Eriosporella calami
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の腕の隔壁数が0-3ではなく3-5
Pseudoramichloridium henryi
多出芽型の分生子形成様式をとることがある
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が分枝しない
本種と異なり分生子形成細胞が無色ではなく淡褐色
本種と分生子の形状が異なる
本種と異なり分生子に隔壁を欠く
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudoramichloridium braziliensis
多出芽型の分生子形成様式をとることがある
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が分枝しない
本種と異なり分生子形成細胞が無色ではなく淡褐色
本種と分生子の形状が異なる
本種と異なり分生子に隔壁を欠く
nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される