(仮訳)北欧産の針葉樹と関係を持つフウセンタケ属Bovini節の種
Niskanen, T. et al., 2013. The species of Cortinarius, section Bovini, associated with conifers in northern Europe. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/early/2013/05/23/12-320.abstract [Accessed June 18, 2016].
【R3-03029】2016/06/18投稿

【お読みください】
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3行まとめ

北欧産の針葉樹を宿主とするCortinarius bovinusおよび類縁種について、タイプ標本を含む約200標本を検討した。
形態学的検討および分子系統解析の結果から7種を認め、うちC. bovinusを除く6種を本論文で新種記載した。
C. fuscobovinusC. fuscobovinasterはITS領域の塩基配列が非常に類似していたが、地理的分布や形態形質などで区別された。
Finland, Uusimaa, Kirkkonummi, Meikoträsket

(その他掲載種)

Cortinarius bovinus Fr.
サザナミツバフウセンタケ
※本種のネオタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinatus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が帯赤褐色~帯暗赤褐色ではなくより灰褐色を帯びる
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく扁桃形
本種と異なり担子胞子の疣状装飾が中程度ではなく粗く鋭い
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius oulankaensis
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が帯赤褐色~帯暗赤褐色ではなくより灰褐色を帯びる
本種と異なり傘表面が蝋状~光沢状でない
本種と異なり襞の間隔がかなり疎
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が比較的狭い
本種ほど担子胞子がデキストリノイドでない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が帯赤褐色~帯暗赤褐色ではなく灰褐色を帯びる
本種と異なり傘表面が蝋状~光沢状でない
本種と異なり襞の間隔がかなり疎
本種より担子胞子の幅が比較的狭い
本種より担子胞子表面が一様な疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥するとほぼ黒色ではなく淡褐色~褐色
本種と異なり傘表面が僅かに内在性の繊維状
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
本種ほど担子胞子表面が疣状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinaster
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥すると淡褐色~褐色
本種と異なり傘表面が僅かに内在性の繊維状
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
本種ほど担子胞子表面が疣状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius anisochrous
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が幼時淡色で灰色
本種ほど傘が帯赤褐色でない
本種と異なり傘が乾燥すると2色からなる
本種より肉が幼時淡色で灰色
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius impennoides
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカナダなどにおける分布が知られている
本種より傘の色が淡く、より帯灰色または帯黄褐色
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり襞実質の菌糸にやや結晶を伴う
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius subbalaustinus
フィンランドなどに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり針葉樹ではなくカバノキ属植物を宿主とする
本種より子実体が通常細長い
本種より子実体が乾燥時淡色
本種と異なり傘が肉桂褐色ではなく鮮やかな赤褐色
本種より肉が淡色
本種より担子胞子の幅が狭い
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Finland, Perä-Pohjanmaa, Tornio, Korkiamaa, Runteli

(新種)

Cortinarius bovinatus Kytöv., Liimat., Niskanen & H. Lindstr
語源…Cortinarius bovinus類似の
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【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が灰褐色を帯びるのではなく帯赤褐色~帯暗赤褐色
本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形
本種と異なり担子胞子の疣状装飾が粗く鋭いのではなく中程度
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius sordidemaculatus
フィンランドなどに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が薄壁
本種と異なり担子胞子が弱い~中程度のデキストリノイド
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius oulankaensis
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞縁部が乾燥時青色を帯びる
本種と異なり襞の間隔が疎
本種より担子胞子の幅が比較的狭い
本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなくやや楕円形~微かに扁桃形
本種と異なり担子胞子が強いのではなく中程度のデキストリノイド
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞の間隔が疎
本種より担子胞子の幅が比較的狭い
本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく狭楕円形~狭倒卵状楕円形
本種と異なり担子胞子が薄壁
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius anisochrous
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子胞子が扁桃形でない
本種と異なり担子胞子が厚壁でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘が乾燥時淡色
本種と異なり傘表面が顕著な内在の繊維状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Finland, Pera-Pohjanmaa, Ylitornio, Palorommas, Kuusikkorompaat

(新種)

Cortinarius bovinaster Niskanen, Kytöv. & Liimat.
語源…Cortinarius bovinus類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が灰褐色を帯びるのではなく帯赤褐色~帯暗赤褐色
本種と異なり傘表面が蝋状~光沢状
本種と異なり襞の間隔がかなり疎という特徴を欠く
本種より担子胞子の幅が比較的広い
本種ほど担子胞子表面が一様な疣状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinatus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞の間隔が疎でない
本種より担子胞子の幅が比較的広い
本種と異なり担子胞子が狭楕円形~狭倒卵状楕円形ではなく扁桃形
本種と異なり担子胞子が薄壁でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius oulankaensis
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体ががっしりとしている
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子表面が微細な疣状ではなく粗い疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius sordidemaculatus
フィンランドなどに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より襞の間隔が密
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
本種と異なり担子胞子が扁桃形
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が乾燥すると淡色
本種より傘表面が内在の繊維状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Finland, Koillismaa, Kuusamo, Oulanka, Puukkorinne

(新種)

Cortinarius oulankaensis Kytöv., Niskanen, Liimat. & H. Lindstr.
語源…オウランカ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が灰褐色を帯びるのではなく帯赤褐色~帯暗赤褐色
本種と異なり傘表面が蝋状~光沢状
本種と異なり襞の間隔がかなり疎という特徴を欠く
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が比較的広い
本種より担子胞子がデキストリノイド
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinatus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞縁部が乾燥時青色を帯びるという特徴を欠く
本種と異なり襞の間隔が疎でない
本種より担子胞子の幅が比較的広い
本種と異なり担子胞子がやや楕円形~微かに扁桃形ではなく扁桃形
本種と異なり担子胞子が中程度ではなく強いデキストリノイド
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種ほど子実体ががっしりとしていない
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面が粗い疣状ではなく微細な疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius anisochrous
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が幼時淡色
本種と異なり傘が乾燥時2色からなる
本種と異なり襞の間隔が疎でない
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘が乾燥時淡色
本種と異なり傘表面が顕著な内在の繊維状
本種と異なり担子胞子が広扁桃形
本種と異なり担子胞子表面が微細な疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Estonia, Hiiumaa, Suuremõisa, Kallaste pank

(新種)

Cortinarius anisochrous Kytöv., Liimat., Niskanen & H. Lindstr.
語源…異なる色の(乾燥標本の色から)
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【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が幼時濃色
本種より傘が帯赤褐色
本種と異なり傘が乾燥すると2色からなるという特徴を欠く
本種より肉が幼時濃色
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinatus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子胞子が扁桃形
本種と異なり担子胞子が厚壁
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius oulankaensis
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が幼時濃色
本種と異なり傘が乾燥時2色からなるという特徴を欠く
本種と異なり襞の間隔が疎
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘表面が微かな内在の繊維状
本種より肉が濃色
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius sordidemaculatus
フィンランドなどに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい
本種と異なり担子胞子が扁桃形
本種ほど担子胞子がデキストリノイドでない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥時2色からなるという特徴を欠く
本種より傘表面が内在の繊維状
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Finland, Koillismaa, Kuusamo commune, Oulanka National Park, between the Camping place and E part of Puukkorinne

(新種)

Cortinarius fuscobovinus Kytöv., Niskanen & Liimat.
語源…黒褐色のCortinarius bovinus(乾燥標本の色から)
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【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥すると淡褐色~褐色ではなくほぼ黒色
本種と異なり傘表面が僅かに内在性の繊維状でない
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
本種ほど担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinatus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種ほど傘が乾燥時淡色でない
本種と異なり傘表面が顕著な内在の繊維状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius oulankaensis
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘が乾燥時濃色
本種と異なり傘表面が顕著な内在の繊維状でない
本種と異なり担子胞子が広扁桃形でない
本種と異なり担子胞子表面が微細な疣状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius anisochrous
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥時2色からなる
本種ほど傘表面が内在の繊維状でない
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より南方に分布する
本種と異なり子実体が大型ではなく中型
本種よりしばしば乾燥標本が暗色
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が広扁桃形~卵形でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに2塩基の差異)
Cortinarius disjungendus
形態的に類似している(フィールドで識別困難のことがある)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスロバキアなどに分布する
本種と異なり乾燥標本が淡褐色~褐色ではなくほぼ黒色
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が倒卵形
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Norway, Nord-Trøndelag, Steinkjer, Skrattåsen

(新種)

Cortinarius fuscobovinaster Kytöv., Liimat., Niskanen & H. Lindstr.
語源…Cortinarius fuscobovinus類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius bovinus(サザナミツバフウセンタケ)
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が乾燥すると淡褐色~褐色でない
本種と異なり傘表面が僅かに内在性の繊維状という特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズがやや小さい
本種より担子胞子表面が疣状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius bovinaster
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が乾燥すると濃色
本種ほど傘表面が内在の繊維状でない
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius anisochrous
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
形態的に類似している(混同のおそれがある)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘表面が微かな内在の繊維状でない
本種より肉が淡色
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cortinarius fuscobovinus
フィンランドなどに分布する
針葉樹と関係を持つ
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より北方に分布する
本種と異なり子実体が中型ではなく大型
本種よりしばしば乾燥標本が明色
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が広扁桃形~卵形
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITSに2塩基の差異)