2017年8月19日 (仮訳)ペルー産の野生食用きのこ、Pleurocollybia cibariaはシメジ科Gerhardtia属の種である Matheny, PB. et al., 2017. The wild edible mushroom Pleurocollybia cibaria from Peru is a species of Gerhardtia in the Lyophyllaceae (Agaricales). Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/full/10.7872/crym/v38.iss2.2017.205 [Accessed August 19, 2017]. 【R3-04314】2017/08/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 原記載以来、分類学的検討がなされてこなかった、ペルーにおいて食用として市場で売られているPleurocollybia cibariaを検討した。 光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡を用いてホロタイプ標本との比較を行い、ITS領域に基づく分子系統解析を実施した。 担子器がコットンブルー染色性およびシデロフィリックであること、担子胞子に微小な疣を有することなどから本種をGerhardtia属に移した。 (新組み合わせ) Gerhardtia cibaria (Singer) Matheny, Sánchez-García & T.J. Baroni 旧名:Pleurocollybia cibaria Singer 【よく似た種との区別】 Gerhardtia highlandensis 担子器にコットンブルー染色性の小胞を含む 担子胞子が先細りになって遠位が鋭角になることがある 担子胞子の装飾がコットンブルー染色性 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される