2021年10月19日 (仮訳)パキスタンのヒマラヤ温帯湿潤林に産した新種Thelephora iqbalii Khalid, AN. & Hanif, M. 2017. Thelephora iqbalii sp. nov. from the Himalayan moist temperate forests of Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2018/00000132/00000004/art00027 [Accessed October 19, 2021] 【R3-08885】2021/10/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタンの温帯湿潤林においてモミに関連して発生した菌を検討し、Thelephora iqbaliiとして新種記載した。 本種は子実体が小形の珊瑚状であり、枝に微細な毛からなる狭い畝を有し、担子胞子が角張った浅裂状であることなどで特徴づけられた。 本新種を含むThelephora属菌のITS領域に基づく分子系統解析を実施した。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa province, Abbotabad district, Khanaspur, near helipad (新種) Thelephora iqbalii Khalid & Hanif 語源…S.H. Iqbal博士に献名 【よく似た種との区別】 Thelephora fucoides パキスタンに分布する 本種と異なりマレーシアにおける分布が知られている 本種と異なり担子胞子が角張った浅裂状でない 本種と異なり担子胞子の装飾が疣状ではなく小刺状 Thelephora penicillata パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が珊瑚状ではなく背着生で枝が平伏~やや直立する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される