2020年9月2日 （仮訳）スリランカ産の痂状地衣3新種 Wijeyaratne, SC., Lücking, R. & Lumbsch, T. 2012. Three new crustose lichen species from Sri Lanka. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/94/77475/Three_new_crustose_lichen_species_from_Sri_Lanka [Accessed September 2, 2020] 【R3-07648】2020/9/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ スリランカからChapsa pulchella、Pyrenula ocellulata、およびThelotrema minisporumの3新種を記載した。 これらはいずれも痂状地衣で、C. pulchellaは子器縁部が明赤色で子器盤が白色粉霜状、P. ocellulataは被子器が半円形で光沢がある点などで特徴づけられた。 T. minisporumは形態的にはT. lepadinumと同一であったが、子嚢胞子がより小さく、スチクチン酸を含む点が異なっていた。 Sri Lanka, Western Province, Hewainna, Avissawella （新種） Chapsa pulchella Wijey., Lücking & Lumbsch 語源…かわいらしい 【よく似た種との区別】 Chapsa cinchonarum 顕微鏡的形質が類似している 本種と異なり色素を欠く Chapsa farinosa 顕微鏡的形質が類似している 本種と異なり色素を欠く Sri Lanka, Central Province,Knuckles Conservation area, Agunagala rock site, Manigala trail, near Illukkubura village, 20 km NNE of Matale （新種） Pyrenula ocellulata Wijeyaratne, Lücking & Lumbsch 語源…小眼点の (?) 【よく似た種との区別】 Pyrenula interducta 子実層に油滴が散在する 子嚢胞子の型が類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり被子器が半円形ではなく円錐形 Pyrenula mastophoroides 子実層に油滴が散在する 子嚢胞子の型が類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり被子器が破出性である Pyrenula complanata 形態的に類似している 子嚢胞子の型が同一 本種と異なり子実層に油滴が散在しない Sri Lanka, North Central Province, Near Nauyana, Ritigala （新種） Thelotrema minisporum Wijeyaratne, Lücking & Lumbsch 語源…小さな胞子の 【よく似た種との区別】 Thelotrema lepadinum（フジゴケ） 形態的に同一 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く