2024年1月21日 (仮訳)中国海南省および福建省においてIndocalamus longiauritus、Adinandra glischroloma、およびMachilus nanmuに生じたApiospora属3新種 Liu, X. et al. 2024. Three New Species of Apiospora (Amphisphaeriales, Apiosporaceae) on Indocalamus longiauritus, Adinandra glischroloma and Machilus nanmu from Hainan and Fujian, China. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/10/1/74 [Accessed January 21, 2024] 【R3-11358】2024/1/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の海南省および福建省で採集された3種の菌を検討し、Apiospora adinandrae、A. bawanglingensis、およびA. machiliとして新種記載した。 これらの種はそれぞれAdinandra glischroloma、Indocalamus longiauritus、およびMachilus nanmuを宿主としていた。 また、I. longiauritusの罹病葉から分離されたA. piptatheriを報告した。 中国福建省武夷山国家森林公園 (新種) Apiospora adinandrae X.Y. Liu, Z.X. Zhang & X.G. Zhang 語源…ナガエサカキ属の 【よく似た種との区別】 Apiospora aurea ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が退化的という特徴を欠く 本種と異なり分生子形成細胞が無色~淡緑色ではなく無色~褐色 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が暗褐色 本種ほど分生子が卵形でない 本種と不稔細胞の形状が異なる ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Apiospora hydei ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が無色~淡緑色ではなく無色~褐色 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が褐色 本種ほど分生子が卵形でなく球形 本種と異なり分生子が粗面である ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Apiospora cordylines ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が退化的という特徴を欠く 本種と異なり分生子形成細胞が無色~淡緑色ではなく無色~褐色 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が褐色 本種ほど分生子が卵形でなく類球形 本種と異なり分生子が平滑~微かに粗面である ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国海南省覇王嶺国家森林公園 (新種) Apiospora bawanglingensis X.Y. Liu, Z.X. Zhang & X.G. Zhang 語源…覇王嶺産の 【よく似た種との区別】 Apiospora piptatheri 中国に分布する 同じオオバヤダケ属植物を宿主とする 分生子の形状が類似している ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が時に分枝する 本種より分生子形成細胞のサイズが大きい 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子に無色で薄い発芽溝をあらわす ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国福建省武夷山国家森林公園 (新種) Apiospora machili X.Y. Liu, Z.X. Zhang & X.G. Zhang 語源…タブノキ属の 【よく似た種との区別】 Apiospora setariae 分生子の形態が類似している 分生子のサイズの範囲が類似している ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が退化的という特徴を欠く 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Apiospora jiangxiensis 分生子の形態が類似している 分生子のサイズの範囲が類似している ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子形成細胞のサイズが異なる 本種と異なり分生子形成細胞が円筒形ではなく明瞭なアンプル形 ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Apiospora piptatheri (Pintos & P. Alvarado) Pintos & P. Alvarado 【よく似た種との区別】 Apiospora bawanglingensis 中国に分布する 同じオオバヤダケ属植物を宿主とする 分生子の形状が類似している ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が時に分枝するという特徴を欠く 本種より分生子形成細胞のサイズが小さい 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子に無色で薄い発芽溝をあらわすという特徴を欠く ITS+nrLSU+TEF1α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される