2023年5月6日 (仮訳)韓国において土壌から分離されたTolypocladium globosum Das, K. et al., 2023. Tolypocladium globosum sp. nov. Isolated from Soil in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/12298093.2023.2192614 [Accessed May 6, 2023] 【R3-10576】2023/5/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国の慶尚北道および慶尚南道において土壌から分離された菌を検討し、Tolypocladium globosumとして新種記載した。 本種は近縁種とはフィアライドが短い点や分生子のサイズなどが異なっていた。 また、ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 韓国慶尚南道密陽市七灘山 (新種) Tolypocladium globosum J. J. Ryu, S.Y. Lee & H.Y. Jung 語源…球形の(分生子の形状から) 【よく似た種との区別】 Tolypocladium album ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドが長い 本種と異なりフィアライドが類円筒形ではなく円筒形 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形で稀に卵状 本種よりコロニーの生長が速い ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tolypocladium amazonense ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドが長い 本種と異なりフィアライドが類円筒形ではなくトリコデルマ様の分枝パターンを示す 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形または円筒形 ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tolypocladium endophyticum ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドが長い 本種と異なりフィアライドが類円筒形ではなくトリコデルマ様の分枝パターンを示す 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tolypocladium pustulatum パスチュールの裏面が無色 ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドが長い 本種と異なりフィアライドが類円筒形ではなく瓶形~円筒形 本種と異なり分生子鎖を形成する 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく倒卵形~広楕円形 本種と異なりコロニーが扁平羊毛状で縁部が不規則形なのではなく圧着し全縁 本種よりコロニーの生長が遅い ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tolypocladium tropicale ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種よりフィアライドが長い 本種と異なりフィアライドが類円筒形ではなくトリコデルマ様の分枝パターンを示す 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく球形 ITS+nrLSU+nrSSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される