(仮訳)イタリア、ラヴェンナのサン・ヴィターレマツ林に産した新種、Tomentellopsis pulchella
Kõljalg, U., Bernicchia, A. & Saar, I., 2009. Tomentellopsis pulchella sp. nov. from St. Vitale Pine Forest (Ravenna, Italy). Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00006 [Accessed September 19, 2016].
【R3-03311】2016/09/20投稿

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3行まとめ

イタリアで採集された菌を検討し、Tomentellopsis pulchellaとして新種記載した。
本種は子実層面が黄色~橙色、担子胞子が小型球形であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でT. bresadolanaおよびフィンランド産未記載種と近縁であったが、子実層面の色や担子胞子のサイズなどが顕著に異なっていた。
Italy, Ravenna, Pineta S. Vitale

(新種)

Tomentellopsis pulchella Kõljalg & Bernicchia
語源…美しい(新鮮な子実体が輝くような色調であることから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tomentellopsis bresadolana
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリアではなくドイツおよびスウェーデンなどに分布する
本種と異なり子実層面が黄色~橙色ではなくレモン色~緑色
本種と担子器のサイズが異なる
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(26/507~26/485塩基[5.13-5.36%]の差異)
Tomentellopsis pusilla
担子胞子のサイズがほぼ同一
本種と異なり担子胞子が正面視で明瞭な類球形、側面視で楕円形なのではなく全面が球形~僅かに類球形
本種より担子胞子のトゲがずっと短い