2016年9月20日 (仮訳)イタリア、ラヴェンナのサン・ヴィターレマツ林に産した新種、Tomentellopsis pulchella Kõljalg, U., Bernicchia, A. & Saar, I., 2009. Tomentellopsis pulchella sp. nov. from St. Vitale Pine Forest (Ravenna, Italy). Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00006 [Accessed September 19, 2016]. 【R3-03311】2016/09/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアで採集された菌を検討し、Tomentellopsis pulchellaとして新種記載した。 本種は子実層面が黄色~橙色、担子胞子が小型球形であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でT. bresadolanaおよびフィンランド産未記載種と近縁であったが、子実層面の色や担子胞子のサイズなどが顕著に異なっていた。 Italy, Ravenna, Pineta S. Vitale (新種) Tomentellopsis pulchella Kõljalg & Bernicchia 語源…美しい(新鮮な子実体が輝くような色調であることから) 【よく似た種との区別】 Tomentellopsis bresadolana ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくドイツおよびスウェーデンなどに分布する 本種と異なり子実層面が黄色~橙色ではなくレモン色~緑色 本種と担子器のサイズが異なる 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(26/507~26/485塩基[5.13-5.36%]の差異) Tomentellopsis pusilla 担子胞子のサイズがほぼ同一 本種と異なり担子胞子が正面視で明瞭な類球形、側面視で楕円形なのではなく全面が球形~僅かに類球形 本種より担子胞子のトゲがずっと短い