(仮訳)インド中部産の暗色不完全糸状菌の新種、Torula strelitziae
Verma, NK. & Rai, AN., Torula strelitziae, A Novel Taxon of Dematiaceous Hyphomycete from Central India. Journal of the Botanical Society. Available at: http://botanical-society-sagar.com/wp-content/uploads/2016/05/Volume-46.pdf#page=58 [Accessed September 17, 2016].
【R3-03304】2016/09/18投稿

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3行まとめ

インド、マディヤ・プラデーシュ州で採集されたアナモルフ菌の一種を検討し、Torula strelitziaeとして新種記載した。
本種はタビビトノキの葉に斑点を生じたが、この樹種からは従来Torula属菌は報告されてこなかった。
本種は同属他種より分生子柄のサイズが小さく、分生子が鎖生し平滑であることなどで異なっていた。
India, Madhya Pradesh, Sagar

(新種)

Torula strelitziae N.K.Verma & A.N. Rai
語源…ゴクラクチョウ科の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Torula herbarum
分生子柄が分化分生子柄または半分化分生子柄
分生子の柄の幅のサイズが重なる
分生子柄が分枝しないか分枝する
本種と異なりタビビトノキが宿主として知られていない
本種と異なり分生子柄が帯オリーブ色ではなくほぼ無色~褐色
本種と宿主の葉の斑点の形態が異なる
本種とコロニーの形態が異なる
本種と異なり分生子柄表面が平滑ではなく平滑または小疣状
本種より分生子形成細胞の幅が広い
本種と異なり分生子が盛んに分岐する鎖状をなすという特徴を欠く
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が褐色~暗褐色ではなく淡オリーブ色~褐色
本種と異なり分生子の隔壁数が1-4で最大12ではなく3-10でほとんどの場合4-5
本種と異なり分生子表面が平滑ではなく小疣状または微細な小刺状