(仮訳)Massarina arundinaceaに寄生する新種Tremella spicifera
Van Ryckegem, G., Van de Put, K. & Roberts, P. 2002. Tremella spicifera sp. nov., a parasite of Massarina arundinacea. Mycotaxon. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/81/81.185.html [Accessed November 28, 2022] 【R3-10101】2022/11/28投稿

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3行まとめ

ベルギー、オースト=フランデレン州の干潟においてヨシに発生したMassarina arundinaceaの菌寄生菌を検討し、Tremella spiciferaとして新種記載した。
本種は分生子形成細胞がスパイク形でクランプを有することなどで特徴づけられた。
また、担子胞子は非常に小型の球形で、菌糸はしばしば厚壁であり、Massarina属菌を宿主とする初の本属菌となった。
Belgium, East Flanders, River Schelde, Kallo, tidal marsh facing Bayer

(新種)

Tremella spicifera Van Ryckegem, Van de Put & P. Roberts
語源…スパイクを有する(分生子形成細胞の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tremella occultifuroidea
菌寄生菌である
分生子形成細胞の形態が類似している
本種と異なりMassarina属ではなくDacrymyces属菌などに寄生する
Tremella polyporina
菌寄生菌である
分生子形成細胞の形態が類似している
分生子のサイズが類似している
本種と異なりMassarina属ではなく多孔菌などに寄生する
Tremella caloceraticola
菌寄生菌である
分生子形成細胞の形態が類似している
本種と異なりMassarina属ではなくCalocera属菌などに寄生する
Tremella pyrenophila
菌寄生菌である
分生子形成細胞の形態が類似している
本種と異なりヨシではなくヤシなどに生息する
本種と異なりMassarina属ではなくCeratocystis属菌などに寄生する
Tremella stevensiana
本種と異なり分生子形成細胞から順次成熟していく複数の若い分生子を生じる
本種と異なり菌糸にクランプを欠く
Tremella isabellina
分生子形成様式が類似している
Occultifur internus
分生子形成細胞が類似している
Platygloea abdita
分生子形成細胞が類似している
Krieglsteinera lasiosphaeriae
分生子形成細胞が類似している
Tremella colpomaticola
分生子のサイズが類似している
分生子のサイズが類似している
Tremella karstenii
分生子のサイズが類似している
Tremella silvae-dravedae
分生子のサイズが類似している