2022年3月8日 (仮訳)Polyalthia debilisのエンドファイトである新種Trichoderma polyalthiae Nuankaew, K. et al., 2018. Trichoderma polyalthiae sp. nov., an endophytic fungus from Polyalthia debilis. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.371.5.1 [Accessed March 8, 2022] 【R3-09304】2022/3/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、ウボンラーチャターニー県においてPolyalthia debilisからエンドファイトとして分離された菌を検討し、Trichoderma polyalthiaeとして新種記載した。 本種は分生子が無色で厚壁胞子を形成し、培地中に鈍黄色~帯褐色の色素を拡散することなどで特徴づけられた。 本種はrpb2+tef1に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 Thailand, Ubon Ratchathani Province (新種) Trichoderma polyalthiae K. Nuankaew & S. Boonlue 語源…クロボウモドキ属の 【よく似た種との区別】 Trichoderma asperellum 分生子の長さ/幅比の範囲が重なる ITS領域の塩基配列が類似している 本種と異なりタイではなく米国などに分布する 本種と異なり分生子柄がacremonium~verticillium類似ではなく規則的に分枝し、分枝は典型的には対生する 本種よりフィアライドが短い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの長さ/幅比が小さい 本種と異なりフィアライドが直線状~瓶形ではなく直線状、アンプル形 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が無色ではなく暗緑色 本種と異なり分生子が球形~楕円形ではなく球形~類球形 本種より厚壁胞子のサイズが大きい 本種と異なり厚壁胞子が広楕円形~楕円形ではなく類球形~卵状 本種と異なり拡散性色素を有するのではなく欠く rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trichoderma cremeoides 35°Cで生育不能 rpb2遺伝子の塩基配列が類似している 本種と異なりタイではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり分生子柄がacremonium~verticillium類似ではなくverticillium類似または規則的な樹状 本種よりフィアライドが短い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの長さ/幅比が小さい 本種と異なりフィアライドが直線状~瓶形ではなく瓶形 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が無色ではなく緑色 本種と異なり分生子が球形~楕円形ではなく楕円形または長楕円形 本種より分生子の長さ/幅比が大きい 本種より厚壁胞子のサイズが大きい 本種と異なり厚壁胞子が広楕円形~楕円形ではなく球形で時に長楕円形 本種と異なり拡散性色素を有するのではなく欠く 本種よりPDA25°Cでの生長が遅い 本種よりSNA25°Cでの生長が速い rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trichoderma citrinoviride 分生子のサイズの範囲が重なる tef1遺伝子の塩基配列が類似している 本種と異なりタイではなくカナダなどに分布する 本種と異なり分生子柄がacremonium~verticillium類似ではなく主軸に樹状の側枝が生じる 本種よりフィアライドが短い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの長さ/幅比が小さい 本種と異なりフィアライドが直線状~瓶形ではなく瓶形またはアンプル形 本種と異なり分生子が無色ではなく黄緑色 本種と異なり分生子が球形~楕円形ではなく楕円形または長楕円形 本種より分生子の長さ/幅比が大きい 本種より厚壁胞子のサイズが大きい 本種と異なり厚壁胞子が広楕円形~楕円形ではなく球形、楕円形または紡錘状 本種と異なり拡散性色素が鈍黄色~帯褐色ではなく黄色 本種と異なり35°Cで生育可能 本種よりPDA25°Cでの生長が速い 本種よりSNA25°Cでの生長が速い rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Trichoderma cecliliae 分生子が無色 35°Cで生育不能 本種と異なりタイではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり分生子柄がacremonium~verticillium類似ではなくverticillium類似 本種よりフィアライドが短い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの幅が広い 本種よりフィアライドの長さ/幅比が小さい 本種と異なりフィアライドが直線状~瓶形ではなく瓶形 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が球形~楕円形ではなく楕円形 本種より分生子の長さ/幅比が大きい 本種と異なり厚壁胞子を有するのではなく欠く 本種と異なり拡散性色素を有するのではなく欠く 本種よりPDA25°Cでの生長が遅い 本種よりSNA25°Cでの生長が遅い rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される