2015年9月29日 (仮訳)Tricholomopsis flammula-分子系統分類、種の境界、変異、および生態 Holec, J. & Kolařík, M., 2011. Tricholomopsis flammula (Basidiomycota, Agaricales)—molecular taxonomy, delimitation, variability and ecology. Mycological progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-010-0679-0 [Accessed September 29, 2015]. 【R3-02239】2015/09/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Tricholomopsis flammulaの分類学的位置づけを明らかにする目的で形態学的検討および分子系統解析を行った。 本種はT. rutilansとT. decoraのいずれとも明瞭に区別される”good species”といえた。 本種の記載文を掲載し、生息環境、基質、種内変異等についてまとめた。 (その他掲載種) Tricholomopsis flammula Métrod ex Holec 【よく似た種との区別】 Tricholomopsis rutilans(サマツモドキ) チェコに分布する 形態的に類似している(変種の関係に過ぎないとする意見もある) ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が細長い形状でない 本種と異なり柄が黄色でない 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形~広楕円形 本種と異なり側シスチジアを豊富に有するという特徴を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tricholomopsis decora(キサマツモドキ) チェコに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される