(仮訳)ハチの巣から分離されたヘテロタリック酵母の新種、Trichomonascus apis
Péter, G., Tornai-Lehoczki, J. & Dlauchy, D. 2009. Trichomonascus apis sp. nov., a heterothallic yeast species from honeycomb. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.006759-0 [Accessed June 19, 2017].
【R3-04131】2017/06/19投稿

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3行まとめ

ハンガリーにおいてカビの生えたセイヨウミツバチの巣から分離された酵母の一種を検討し、Trichomonascus apisとして新種記載した。
本種はヘテロタリックであり、広範な炭素源を資化可能であることなどで特徴づけられた。
本種はD1/D2領域に基づく分子系統解析でBlastobotrys attinorumに最も近縁であった。
Hungary

(新種)

Trichomonascus apis G. Péter, Tornai-Leh. & Dlauchy
語源…ミツバチ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Blastobotrys attinorum
昆虫と関係を持つ
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハンガリーではなくブラジルなどに分布する
本種と異なりセイヨウミツバチの巣ではなくAtta sexdensの巣から分離される
本種と異なりスクロース、トレハロース、D-グルクロン酸、およびコハク酸を資化不能
本種と異なり37°Cで生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(24塩基の置換および9塩基のインデル)
Blastobotrys parvus
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりセイヨウミツバチの巣ではなく海水から分離される
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される