(仮訳)高山帯に産した盤菌類の新種、Trichophaea dougoudii
Van Vooren, N. et al., 2016. Trichophaea dougoudii sp. nov. (Pezizales), un nouveau discomycète de l’étage alpin. Ascomycete.org. Available at: https://www.researchgate.net/publication/309676632_Trichophaea_dougoudii_sp_nov_Pezizales_un_nouveau_discomycete_de_l’etage_alpin [Accessed February 2, 2017].
【R3-03718】2017/02/03投稿

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3行まとめ

フランスの高山帯で見出された菌を検討し、Trichophaea dougoudiiとして新種記載した。
本種は分子系統解析でT. woolhopeiaに近縁であったが、生息環境、子嚢胞子のサイズや形状などが異なっていた。
本種の塩基配列はBistorta viviparaの菌根から得られた配列に類似し、当該種を宿主とする可能性が考えられた。
‘Pont de la Neige’, Bonneval-sur-Arc, Savoie, France

(新種)

Trichophaea dougoudii Van Vooren
語源…盤菌類の研究者、René Dougoud氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trichophaea woolhopeia
フランスに分布する
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリア、ノルウェーなどにおける分布が知られている
本種と異なり高山帯に生息するという特徴を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のQ値が小さい
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される