(仮訳)インド産の興味深いスッポンタケ類2種
Das, K., Hembrom, ME. & Parihar, A., 2013. Two interesting species of stinkhorns from India. NeBIO. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Kanad_Das3/publication/273056315_Two_interesting_species_of_stinkhorns_from_India/links/54f7f96b0cf2ccffe9dc463c.pdf [Accessed March 30, 2016].
【R3-02790】2016/03/31投稿

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3行まとめ

インド、西ベンガル州の竹林でPhallus atrovolvatusおよびMutinus bambusianusの2種を採集し、インド新産種として報告した。
前者は従来コスタリカのみから知られており、後者は2008年に既にインドから報告されていたものの根拠に乏しかった。
両種の肉眼的・顕微鏡的形質を詳細に記載した。

(インド新産種)

Phallus atrovolvatus Kreisel & Calonge
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【よく似た種との区別】
Phallus merulinus
インドに分布する
本種と異なり菌蕾が帯黒色~黒色にならず常に白色
Phallus indusiatus(キヌガサタケ)
インドに分布する
本種より菌網が典型的には長い
本種と異なり托表面が粗い網目状

(インド新産種)

Mutinus bambusinus (Zoll.) E. Fisch.
キツネノエフデ
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【よく似た種との区別】
Mutinus caninus(キツネノロウソク)
本種と異なりヨーロッパにおける分布が知られている
本種と異なり偽柄の幅が頂部に至るまでほぼ同一
本種より頭部が短い
本種と異なり頭部の頂端が二裂するという特徴を欠く
本種と異なり頭部表面に柔組織様の突起を欠く
本種より担子胞子のサイズが比較的大きい
Mutinus curtisii
インドおよび南米に分布する
本種と異なりヨーロッパ、ニュージーランド、北米における分布が知られている
本種と異なり頭部が偽柄から顕著に分化しない
本種と異なり頭部の先端が尖る
本種と異なり頭部の頂端が二裂するという特徴を欠く
本種より担子胞子の幅が広い
Mutinus elegans(タヌキノベニエフデ)
本種と異なりヨーロッパおよび北米における分布が知られている
本種と異なり頭部が偽柄から顕著に分化しない
本種と異なり頭部の頂端が二裂するという特徴を欠く
本種と異なり偽柄が成熟時に全体的に帯黄桃色
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい