2018年5月18日 (仮訳)19世紀の収集美術品に生じたセルロース分解菌2新種 Coronado-Ruiz, C. et al., 2018. Two new cellulolytic fungal species isolated from a 19 th-century art collection. Scientific Reports. Available at: https://www.nature.com/articles/s41598-018-24934-7 [Accessed May 17, 2018]. 【R3-05132】2018/5/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカ大学所蔵の生物劣化を起こした19世紀のリトグラフから菌を分離し、セルロース分解活性を調査した。 塩基配列を基にArthrinium属菌、Aspergillus属菌などを同定した。 Periconia epilithographicolaおよびConiochaeta cipronanaの2新種を記載した。 Costa Rica, San José, San Pedro de Montes de Oca, Universidad de Costa Rica (新種) Periconia epilithographicola C. Coronado-Ruiz, R. Avendaño, E. Escudero-Leyva, G. Conejo-Barboza, P. Chaverri & M. Chavarría 語源…リトグラフ上の 【よく似た種との区別】 Periconia pseudobyssoides 分生子柄の形態が類似している 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が帯黄色~褐色ではなく帯赤褐色 Periconia byssoides 分生子柄の形態が類似している 本種より分生子のサイズが大きい Periconia saraswatiurensis 分生子柄の形態が類似している 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり培地中に暗緑色~紫色の色素を産生する Periconia jabalpurensis 分生子のサイズが類似している 本種と異なり分生子柄に隔壁を欠く Periconia macrospinosa 本種より分生子のサイズが大きい 本種より分生子の刺が長い Costa Rica, San José, San Pedro de Montes de Oca, Universidad de Costa Rica (新種) Coniochaeta cipronana C. Coronado-Ruiz, R. Avendaño, E. Escudero-Leyva, G. Conejo-Barboza, P. Chaverri & M. Chavarría 語源…CIPRONA (Centro de Investigaciones en Productos Naturales) の 【よく似た種との区別】 Coniochaeta ershadii 分生子柄がNodulisporium型 分生子形成細胞のサイズが類似している 本種より分生子のサイズが顕著に小さい 本種と異なり分生子に大分生子および小分生子の2型を有する