(和文題名)アメリカ合衆国東部において採集されたツチダンゴ属(子嚢菌門ユーロチウム目ツチダンゴキン科)の2新種
Castellano, MA. 2022. Two new Elaphomyces species (Elaphomycetaceae, Eurotiales, Ascomycota) from eastern USA. Truffology. Available at: https://jats-truffles.org/truffology/vol_5_2/truffology_vol5_art11/ [Accessed May 5, 2023] 【R3-10575】2023/5/5投稿

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3行まとめ

米国東部からElaphomyces gouldhoytiiE. ramulospinusの2新種を記載した。
前者は外皮が黒色炭質で丈の高い疣を有し、子嚢胞子が異常に大きいことなどで特徴づけられた。
後者は外皮に丈の高い橙褐色の疣を有し、子嚢胞子が比較的小型であることなどで特徴づけられた。
USA, New York, Thompkins Co., Danby, Michigan Hollow

(新種)

Elaphomyces gouldhoytii Castellano
語源…故Gould Jennings Hoyt Jr.教授に献名
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【よく似た種との区別】
Elaphomyces maculatus
外皮が黒色
外皮が炭質
子嚢胞子のサイズが大型で類似している
本種と異なり米国ではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり外皮表面が丈の高い疣状ではなく平滑
Elaphomyces septatus
外皮が黒色
外皮が炭質
子嚢胞子のサイズが大型で類似している
本種と異なり米国ではなくフランス、ハンガリーなどに分布する
本種と異なり外皮表面が丈の高い疣状ではなく平滑
USA, Florida, Hillsborough Co., Tampa, University of Southern Florida campus

(新種)

Elaphomyces ramulospinus Castellano
語源…叉状の刺の(子嚢胞子の装飾から)
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【よく似た種との区別】
Elaphomyces americanus
同じMuricati亜節に含まれる
北米に分布する
外皮の形態が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子に丈の高い叉状分岐する刺を有するという特徴を欠く
Elaphomyces holstii
同じMuricati亜節に含まれる
北米に分布する
外皮の形態が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子に丈の高い叉状分岐する刺を有するという特徴を欠く
Elaphomyces verrucosus
同じMuricati亜節に含まれる
北米に分布する
外皮の形態が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子に丈の高い叉状分岐する刺を有するという特徴を欠く