2017年6月26日 (仮訳)ケニア産の葉上生クチナワゴケ属地衣2新種 Yeshitela, K. et al., 2009. Two new foliicolous species of Enterographa (Roccellaceae) from Kenya. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/two-new-foliicolous-species-of-enterographa-roccellaceae-from-kenya/68FBE463F7B4705F7A850202DC370892 [Accessed June 27, 2017]. 【R3-04152】2017/06/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ケニア西部、カカメガ・フォレストで採集された葉上生地衣2種を検討し、Enterographa fellhaneroidesおよびE. meklitiaeとして新種記載した。 両種はダイダイサラゴケ属地衣の地衣体上に発生していた。 前者は子器がリレラ状でしばしば分枝し、子器盤が暗褐色~黒色であること、後者は子器が点状で偽子座に埋生することなどで特徴づけられた。 Kenya, Western Province, Kakamega Forest (新種) Enterographa fellhaneroides Yeshitela, Eb. Fischer, Killmann & Sérus. 語源…Fellhanera属のような(子器の形態から) 【よく似た種との区別】 Enterographa brezhonega 地衣上生地衣である 子嚢胞子の形態が類似している 本種と異なりケニアではなくフランス、イングランドなどに分布する 本種と異なりPorina roseiの地衣体上に発生する 本種と異なり子器がリレラ形でしばしば分岐する 本種と異なり子器盤が暗褐色~黒色 Enterographa seawardii 葉上生地衣である 子器が角張った円形~短いリレラ形 子器盤が淡橙色 本種と異なりケニアではなくセイシェルなどに分布する 本種と異なり地衣体がPd+黄色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が先端が丸い紡錘形ではなく狭紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が6ではなく7-11 Kenya, Western Province, Kisere fragment of Kakamega Forest (新種) Enterographa meklitiae Yeshitela, Eb. Fischer, Killmann & Sérus. 語源…Meklit(第一著者の娘)に献名 【よく似た種との区別】 Enterographa epiphylla 同じダイダイサラゴケ属地衣の地衣体上に発生する 本種と異なりCoenogonium flavicansを宿主とする 本種と異なり偽子座が円形または不規則形ではなく凸形 本種と異なり子器が帯黒色 本種と異なりリレラが点状~僅かにリレラ状、あるいは不規則形 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が4-5ではなく常に6