2015年12月26日 (仮訳)ザンビアにおいてProtea caffraから分離されたOphiostoma属2新種 Roets, F. et al., 2010.Two new Ophiostoma species from Protea caffra in Zambia. Persoonia. … Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2890155/ [Accessed December 26, 2015]. 【R3-02503】2015/12/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ザンビアにおいてProtea caffraから分離された菌を検討し、Ophiostoma proteasedisおよびO. zambiensisとして新種記載した。 2新種の追加により、Protea属植物との関係が知られているOphiostoma属菌は9種となった。 また、本報告はProtea属関連Ophiostoma属菌の南アフリカ以外からの初報告となった。 Zambia, Nchila (新種) Ophiostoma zambiensis Roets, M.J. Wingf. & Z.W. de Beer 語源…ザンビア産の 【よく似た種との区別】 Ophiostoma splendens 同じProtea属植物を宿主とする 子嚢果に孔口毛を欠く ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる) 本種と異なりザンビアではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりProtea caffraではなくP. repens、P. neriifoliaなどを宿主とする 本種より子嚢胞子が僅かに長い 本種より子嚢胞子の幅が僅かに狭い 本種より25-30°CMEAでのコロニーの生長速度が速い ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ophiostoma protearum 同じProtea caffraを宿主とする ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる) 本種と異なりザンビアではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なり子嚢果の基部に菌糸の装飾を有する 本種と異なり子嚢果に孔口毛を有する ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ophiostoma africanum 同じProtea caffraを宿主とする ITSおよびβ-チューブリン域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる) 本種と異なりザンビアではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりP. dracomontana、P. gaguediなどを宿主とする 本種と異なり子嚢果に孔口毛を有する 本種より25°CMEAでのコロニーの生長速度が遅い ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Zambia, Nchila (新種) Ophiostoma protea-sedis Roets, M.J. Wingf. & Z.W. de Beer 語源…Protea属に生息する 【よく似た種との区別】 Ophiostoma gemellus 同じProtea caffraを宿主とする 子嚢果のサイズが比較的大きい 子嚢果に長い頸部を有する 子嚢果に孔口毛を有する 25°CMEAでの生長速度が類似している ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる) 本種と異なりザンビアではなく南アフリカなどに分布する 本種より孔口毛が長い 本種と異なり子嚢果の基部に菌糸の装飾を欠く 本種と異なり分生子が強く屈曲する 本種より25-30°CMEAでのコロニーの生長速度が速い ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ophiostoma palmiculminatum 同じProtea属植物を宿主とする 分生子が棍棒形 25°CMEAでの生長速度が類似している ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる) 本種と異なりザンビアではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりProtea caffraではなくP. repensなどを宿主とする 本種より孔口毛が短い 本種と異なり子嚢果の基部の菌糸の装飾がごく密ではなくごく疎 本種より分生子の幅が一般的に僅かに狭い 本種より25-30°CMEAでのコロニーの生長速度が速い ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される