(仮訳)台湾産のRamicandelaber属2新種
Chuang, S-C. et al., 2013. Two new Ramicandelaber species from Taiwan. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/2/320.short [Accessed December 8, 2016].
【R3-03549】2016/12/09投稿

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3行まとめ

台湾において土壌から釣菌法で分離された2種を検討し、Ramicandelaber fabisporusおよびR. taiwanensisとして新種記載した。
前者は胞子嚢柄が分枝せず、胞子が豆形で本属菌としては最もサイズが小さいことなどで特徴づけられた。
後者は胞子嚢柄に側枝を有し、胞子が小型の紡錘形であることなどで特徴づけられた。
台湾屏東県恒春鎮南仁山

(新種)

Ramicandelaber fabisporus S.C. Chuang, H.M. Ho & G.L. Benny
語源…豆形の胞子の(胞子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramicandelaber longisporus
胞子嚢柄が分枝しない
稔性枝のサイズの範囲が重なる
本種と異なり台湾ではなく日本などに分布する
本種と異なり稔性枝の数が1-6ではなく1-4
本種よりスポロクラディアのサイズが大きい
本種より偽フィアライドのサイズが大きい
本種より胞子が長い
本種より胞子のQ値が大きい
本種と異なり胞子が豆形ではなく紡錘形
Ramicandelaber brevisporus
台湾に分布する
本種と異なり日本などにおける分布が知られている
本種と異なり胞子嚢柄に側枝を有する
本種と異なり稔性枝の数が1-6ではなく(3-)8(-13)
本種より稔性枝のサイズが大きい
本種よりスポロクラディアのサイズが大きい
本種より偽フィアライドのサイズが大きい
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子のQ値が大きい
本種と異なり胞子が豆形ではなく紡錘形
Ramicandelaber taiwanensis
台湾に分布する
土壌から釣菌法で分離される
稔性枝のサイズの範囲が重なる
スポロクラディアのサイズの範囲が重なる
偽フィアライドのサイズの範囲が重なる
本種と異なり胞子嚢柄に側枝を有する
本種と異なり稔性枝の数が1-6ではなく3-7
本種より胞子が長い
本種より胞子のQ値が大きい
本種と異なり胞子が豆形ではなく紡錘形
台湾新北市淡水区硬漢嶺

(新種)

Ramicandelaber taiwanensis S.C. Chuang, H.M. Ho & G.L. Benny
語源…台湾産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramicandelaber fabisporus
台湾に分布する
土壌から釣菌法で分離される
稔性枝のサイズの範囲が重なる
スポロクラディアのサイズの範囲が重なる
偽フィアライドのサイズの範囲が重なる
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり胞子嚢柄に側枝を有さない
本種と異なり稔性枝の数が3-7ではなく1-6
本種より胞子が短い
本種より胞子のQ値が小さい
本種と異なり胞子が紡錘形ではなく豆形
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ramicandelaber longisporus
台湾に分布する
土壌から分離される
稔性枝のサイズの範囲が重なる
スポロクラディアのサイズの範囲が重なる
胞子が紡錘形
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本などにおける分布が知られている
本種と異なり胞子嚢柄に側枝を有さない
本種と異なり稔性枝の数が3-7ではなく1-4
本種より偽フィアライドのサイズが大きい
本種より胞子が長い
本種より胞子のQ値が大きい
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ramicandelaber brevisporus
台湾に分布する
土壌から分離される
胞子嚢柄に側枝を有する
胞子が紡錘形
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本などにおける分布が知られている
本種より偽フィアライドのサイズが大きい
本種より胞子のサイズが小さい
本種より胞子のQ値が小さい
本種と異なり稔性枝の数が3-7ではなく(3-)8(-13)
本種より稔性枝のサイズが大きい
本種よりスポロクラディアのサイズが大きい
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子のQ値が大きい
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される