2019年11月11日 （仮訳）インド産狭義チャシブゴケ属地衣の2新種および1新産種 Papong, K., Nayaka, S. & Lumbsch, HT. 2019. Two new species and a new record of Lecanora sensu stricto (Lecanoraceae, Ascomycota) from India. Phytotaxa. Available at: https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.68.1.2 [Accessed November 11, 2019] 【R3-06762】2019/11/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州からLecanora girigangaensisおよびL. upretiiの2新種を記載した。 前者は子器の基部が狭窄し、後者は子器盤が黄褐色～淡褐色であることなどで特徴づけられ、いずれもアトラノリンおよびウスニン酸を含んでいた。 従来新熱帯のみから知られていたL. subalbellinaをインド新産種として報告した。 India, Himachal Pradesh, Shimla district, Rohru, Jubbal, Khara Pathar, towards Giri Ganga （新種） Lecanora girigangaensis Papong, Nayaka & Lumbsch 語源…ジリ・ガンガ産の 【よく似た種との区別】 Lecanora alba 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より地衣体が薄い 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分としてアルトテリン類およびキサントン類を含む Lecanora interjecta 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より地衣体が薄い 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子実上層がpulicaris型である 本種と異なり地衣成分としてアルトテリン類を含む Lecanora ulrikii 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より子器盤が淡色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてイソアルトテリン類を含む Lecanora upretii インドに分布する 本種より地衣体が薄い 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子実上層が小粒状である 本種より子嚢胞子のサイズが大きい India, Himachal Pradesh, Sirmaur district, Renuka, Arat Reserve forest （新種） Lecanora upretii Papong, Nayaka & Lumbsch 語源…インドの地衣学者、Dalip K. Upreti氏に献名 【よく似た種との区別】 Lecanora queenslandica 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸類を含む Lecanora girigangaensis インドに分布する 本種より地衣体が厚い 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり子実上層が小粒状でない 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Lecanora flavidofusca 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より子器のサイズが小さい 本種より子器盤が暗色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種より果托皮層が薄い 本種と異なり果托皮層に小粒が散在する 本種と異なり地衣成分としてアルトテリン類を含む Lecanora interjecta 地衣成分としてウスニン酸を含む 本種より子器のサイズが小さい 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子が広楕円形に近い 本種と異なり地衣成分としてアルトテリン類を含む （アジア、インド新産種） Lecanora subalbellina Vain.