(仮訳)米国西部およびシベリア東部に産したGomphidius属2新種
Miller, OK. Jr. et al. 2002. Two new species of Gomphidius from the Western United States and Eastern Siberia. Mycologia. Available at: https://www.jstor.org/stable/3761869?seq=1&cid=pdf-reference [Accessed September 2, 2023] 【R3-10934】2023/9/2投稿

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3行まとめ

Gomphidius pseudoflavipesG. borealisの2新種を記載した。
前者は米国カリフォルニア州に産し、担子胞子が本属の既知種で最も長かった。
後者はシベリア東部に産し、同じカラマツ属樹木を宿主とするとみられるG. maculatusに近縁であった。
USA, California, Fresno Co., Dinkey Creek area

(新種)

Gomphidius pseudoflavipes O.K. Mill. & F.J. Camacho
語源…偽のGomphidius flavipes
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【よく似た種との区別】
Gomphidius flavipes
米国に分布する
同じマツ科樹木の樹下に生じる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりモミ属、マツ属ではなくトウヒ属、ツガ属、カラマツ属樹木の下などに生じる
本種ほど子実体ががっしりとしていない
本種と異なり傘が橙褐色~褐色でない
本種と異なり内被膜が密な繊維状でない
本種より柄のサイズが小さい
本種と異なり肉が白色で柄基部のみ黄変するという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Russia, Sakha, two km southeast of the Magan Airport

(新種)

Gomphidius borealis O.K. Mill., Aime & Peintner
語源…北方の
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【よく似た種との区別】
Gomphidius maculatus(キオウギタケ)
同じカラマツ属樹木を宿主とする
柄が触れると特徴的な黒変性を示す
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と傘の色が異なる
本種と異なり内被膜を有するのではなく欠く
本種と肉の色が異なる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される