2021年5月9日 (仮訳)腐朽材から分離されたParadictyoarthrinium属2新種 Liu, J-K. et al., 2018. Two novel species of Paradictyoarthrinium from decaying wood. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.338.3.6 [Accessed May 9, 2021] 【R3-08396】2021/5/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省とタイのチエンマイ県からそれぞれParadictyoarthrinium aquaticaとP. hydeiを新種記載した。 前者は河川に沈んだ材から分離され、後者は陸上の腐朽材から分離された。 両種は互いに形態的に類似しており、形態に基づく識別は困難であったが、異なる系統を形成した。 中国雲南省 (新種) Paradictyoarthrinium aquatica Z.L. Luo & J.K. Liu 語源…水生の 【よく似た種との区別】 Paradictyoarthrinium diffractum アジアに分布する 河川から分離されている nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく南アフリカおよびインドなどに分布する 本種より分生子柄がずっと長い nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paradictyoarthrinium tectonicola nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄がずっと長い nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paradictyoarthrinium hydei アジアに分布する 腐朽材から分離される 形態的に類似している(形態的に区別することが困難) 分生子柄のサイズが類似している 分生子柄の色が類似している 分生子柄の形状が類似している 分生子のサイズが類似している 分生子の色が類似している 分生子の形状が類似している nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくタイに分布する 本種と異なり河川から分離されていない nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Thailand, Chiang Mai (新種) Paradictyoarthrinium hydei N.G. Liu & J.K. Liu 語源…Kevin D. Hyde氏に献名 【よく似た種との区別】 Paradictyoarthrinium diffractum アジアに分布する nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく南アフリカおよびインドなどに分布する 本種と異なり河川から分離されている 本種より分生子柄がずっと長い nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paradictyoarthrinium tectonicola nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄がずっと長い nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paradictyoarthrinium aquatica アジアに分布する 腐朽材から分離される 形態的に類似している(形態的に区別することが困難) 分生子柄のサイズが類似している 分生子柄の色が類似している 分生子柄の形状が類似している 分生子のサイズが類似している 分生子の色が類似している 分生子の形状が類似している nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく中国に分布する 本種と異なり河川から分離されている nrLSU+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される