(仮訳)サントメ産のスッポンタケ目菌類の2稀産種
Degreef, J. et al., 2013. Two rare Phallales recorded from São Tomé. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v34.iss1.2013.3 [Accessed March 14, 2016].
【R3-02742】2016/03/15投稿

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3行まとめ

サントメから2種のスッポンタケ類の稀産種、Blumenavia angolensisおよびMutinus zenkeriを報告した。
両種の記載文および写真とともに、生息環境、地理的分布、先行研究との形態形質の比較などに関する情報を掲載した。
nrLSUに基づく分子系統解析の結果、前者はLaternea triscapa、後者はアカカゴタケ科クレードにおいてMutinus elegansに、それぞれ近縁であった。

(その他掲載種)

Blumenavia angolensis (Welw. & Curr.) Dring
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【よく似た種との区別】
Laternea triscapa
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Blumenavia toribiotalpaensis
本種と異なりアンゴラ、サントメ、タンザニア、ブラジル、トリニダード、チリ (?) ではなくメキシコに分布する
本種より子実体が濃色
本種より”column”あたりの管の数が多い
本種より”column”でグレバの分布する領域が大きい
Blumenavia rhacodes
アフリカおよびアメリカ大陸の熱帯~亜熱帯域に広く分布する
本種より子実体が濃色
本種より”column”あたりの管の数が多い
本種より”column”でグレバの分布する領域が大きい

(その他掲載種)

Mutinus zenkeri (Henn.) E. Fisch.
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【よく似た種との区別】
Mutinus elegans(タヌキノベニエフデ)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される