2018年10月16日 (仮訳)ほつれた糸を結ぶ:鳥によって散布される新熱帯産根状菌糸束形成菌の系統分類の改訂 Koch, RA. et al., 2018. Tying up loose threads: revised taxonomy and phylogeny of an avian-dispersed Neotropical rhizomorph-forming fungus. Mycological Progress. Available at: https://doi.org/10.1007/s11557-018-1411-8 [Accessed October 16, 2018]. 【R3-05587】2018/10/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 生殖構造を形成せず、進化的起源が不明であったRhizomorpha corynecarposを検討した。 分子系統解析により本種がホウライタケ科のBrunneocorticium bisporumと近縁であることを示し、本種をBrunneocorticium属に移した。 本種は様々な鳥の巣の材料として用いられ、それによって長距離の散布が可能になっていると考えられた。 (新組み合わせ) Brunneocorticium corynecarpon (Kunze) R.A. Koch, Lodge, Nakasone, & Aime 旧名:Rhizomorpha corynecarpos Kunze ※本種のレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Brunneocorticium bisporum 熱帯に分布する 樹枝状糸状体類似の構造を有する 生殖菌糸にクランプを有する 骨格菌糸が褐色 骨格菌糸が厚壁 ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体を形成する 本種と異なり担子器を形成する 本種と異なり根状菌糸束を形成しない ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される