(仮訳)Tylopilus dunensis:形態学的、系統学的、および分布の側面について
Valões-Araújo, JC. et al. 2024. Tylopilus dunensis (Boletaceae, Basidiomycota): notes on morphological, phylogenetical and distributional aspects. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: https://ojs.utlib.ee/index.php/FCE/article/view/23457/17852 [Accessed April 30, 2024] 【R3-11656】2024/4/30投稿

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3行まとめ

ブラジル、パライバ州からTylopilus dunensisを報告した。
本種はリオグランデ・ド・ノルテ州の砂丘地帯から記載された種であったが、今回は「タブレイロ」森林から見出され、本種との同定は分子系統解析により確かめられた。
本種の子実層托実質がキヒダタケ型であることを示し、種概念を修正した。

(パライバ州新産種)

Tylopilus dunensis A.C. Magnago & M.A. Neves
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【よく似た種との区別】
Tylopilus pygmaeus
ブラジルに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘のサイズがずっと小さい
本種と異なり傘表面がビロード状
本種と異なり管孔が淡色でのちに帯桃色
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり子実層托実質がキヒダタケ型ではなくイグチ型
本種と異なり傘表皮が毛状被で黄金褐色紡錘状~円筒形、デキストリノイドの細胞からなる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される