(仮訳)インド産のカロプラコイド地衣の新属、Upretia
Kondratyuk, SY. et al., 2018. Upretia, a new caloplacoid lichen genus (Teloschistaceae, Lichen-Forming Ascomycota) from India. Cryptogam Biodiversity and Assessment. Available at: https://www.myresearchjournals.com/index.php/CBA/article/view/10770 [Accessed September 4, 2021] 【R3-08752】2021/9/4投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

Caloplaca amarkantakanaに対して新属Upretiaを提唱した。
本属は地衣体が帯オリーブ灰色~褐色で裂片状~類鱗片状、子嚢胞子が小型、粉子が狭桿形であることなどで特徴づけられた。
分子系統解析では、本属はIoplaca属に近縁であった。

(新組み合わせ)

Upretia amarkantakana (Y. Joshi & Upreti) S.Y. Kondr. & A. Thell
旧名:Caloplaca amarkantakana Y. Joshi & Upreti
語源…(属名)インドの地衣学者、Dalip Kumar Upreti博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Caloplaca pelodella
形態的に類似している
本種と異なり地衣体が裂片状
本種と異なり地衣体に粉霜を欠く
本種より粉子の幅が広い
本種と異なり地衣成分としてデプシドン類を含む
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Elenkiniana ehrenbergii
形態的に類似している
本種と異なり地衣体が裂片状
本種と異なり地衣体に粉霜を欠く
本種より粉子の幅が広い
本種と異なり地衣成分としてデプシドン類を含む
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される