2015年6月7日 (仮訳)タイにおいて葉面から分離された酵母の新種、Wickerhamomyces siamensis Kaewwichian, R., Kawasaki, H. & Limtong, S. 2013. Wickerhamomyces siamensis sp. nov., a novel yeast species isolated from the phylloplane in Thailand. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. …. Available at: http://ijs.sgmjournals.org/content/63/Pt_4/1568.short [Accessed June 6, 2015]. 【R3-01896】2015/06/07投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイにおいてサトウキビの葉面から分離された酵母を検討し、Wickerhamomyces siamensisとして新種記載した。 本種はW. ciferriiに最も近縁であったが、D1/D2領域に0.7%、ITS領域に6%の塩基置換が認められた。 また、本種は系統的に近縁な種とは炭素源や窒素源の資化能、ビタミン要求性の有無、生育温度などで区別された。 Lop Buri province, Thailand (新種) Wickerhamomyces siamensis Kaewwichian, Kawasaki & Limtong 語源…シャム(タイ)産の 【よく似た種との区別】 Wickerhamomyces ciferrii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-アラビノース、D-リボース、L-ラムノース、リビトール、クエン酸、ヘキサデカン、硝酸塩を資化可能 本種と異なりビタミン要求性を欠く 本種と異なり10% NaCl/5%グルコース添加培地で生育可能 本種と異なり37°Cで生育しないことがある D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(0.7%の塩基置換) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(6%の塩基置換) Wickerhamomyces edaphicus 葉面から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりサトウキビではなくモモタマナから分離される 本種と異なりメレビオース、L-ラムノース、リビトール、クエン酸、硝酸塩、亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりビタミン要求性を欠く 本種と異なり10% NaCl/5%グルコース添加培地で生育可能 本種と異なり40°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida silvicultrix D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメレビオース、L-アラビノース、D-アラビノース、D-リボース、リビトール、クエン酸、D-グルコン酸 δ-ラクトンを資化可能 本種と異なりビタミン要求性を欠く 本種と異なり10% NaCl/5%グルコース添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される