(仮訳)中国熱帯域に産した新種、Xylaria nelumboniformis
Ma, H-X., Vasilyeva, L. & Li, Y. 2017. Xylaria nelumboniformis sp. nov. from tropical China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2017/00000132/00000002/art00008 [Accessed January 24, 2021] 【R3-08081】2021/1/24投稿

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3行まとめ

中国海南省の熱帯林で採集された菌を検討し、Xylaria nelumboniformisとして新種記載した。
本種は子座頂部の結実部が蓮の葉の形をしており、子嚢胞子が舟形~三日月形で短い斜めの発芽溝を有することなどで特徴づけられた。
本種は類似種とは子座表面が綿毛状であること、子嚢胞子のサイズおよび発芽溝の形態などで区別された。
中国海南省瓊中リー族ミャオ族自治県吊羅山自然保護区

(新種)

Xylaria nelumboniformis Hai X. Ma, Lar.N. Vassiljeva & Yu Li
語源…蓮の形の(子座の稔性のある頂部の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xylaria psamathos
子座の形態が顕著に類似している
本種と異なり中国ではなく米国などに分布する
本種と異なり材ではなく草本の稈などに生じる
本種と異なり子座表面が綿毛状ではなく平滑
本種と異なり子嚢の先端リングが扁平な円筒形
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が短く斜めなのではなく全長にわたり直線状
Xylaria crozonensis
子座の形態がいくぶん類似している
本種と異なり子座と基質の接合部が狭い
本種と異なり子座表面が綿毛状ではなく平滑で亀裂を生じる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が短く斜めなのではなく直線状で不明瞭
Xylaria michoacana
子座の形態がいくぶん類似している
本種と異なり子座と基質の接合部が狭い
本種と異なり子座表面が綿毛状ではなく平滑で亀裂を生じる
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり子嚢胞子が舟形~三日月形ではなく類球形