2024年1月14日 （仮訳）中国南部産のコウヤクタケ類の新種、Xylodon asiaticus Zhang, X. et al. 2024. Xylodon asiaticus (Hymenochaetales, Basidiomycota), a new species of corticioid fungus from southern China. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.634.1.1 [Accessed January 14, 2024] 【R3-11336】2024/1/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国雲南省においてQuercus semecarpifoliaの幹などに発生したコウヤクタケ類の一種を検討し、Xylodon asiaticusとして新種記載した。 本種は子実体が革質で子実層托が針状、担子胞子が楕円形～類円筒形、1菌糸型でクランプを有することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でX. pseudotropicusと姉妹群を形成した。 中国雲南省大理市南澗イ族自治県霊宝山国家森林公園 （新種） Xylodon asiaticus X.C. Zhang & C.L. Zhao 語源…アジアの 【よく似た種との区別】 Xylodon asper 担子胞子が楕円形または円筒形 ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくスウェーデンなどに分布する 本種と異なり子実層托が針状ではなく歯牙状 本種より担子器が長い ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xylodon australis 中国に分布する 担子胞子が楕円形または円筒形 ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が針状ではなくグランディノイドである 本種より担子胞子が長い ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xylodon tenuicystidius 担子胞子が楕円形または円筒形 ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が針状ではなく瘤状 本種より担子器が長い Xylodon pseudotropicus 中国に分布する ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が針状ではなく管孔状 本種と異なり担子胞子が楕円形～類円筒形ではなく楕円形～長楕円形である ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xylodon papillosus ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくオランダなどに分布する 本種と異なり子実層托が針状ではなくグランディノイドである 本種より担子器の幅が狭い ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Xylodon punctus 中国に分布する ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が針状ではなく平滑 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される