2023年6月11日 （英文題名）Three powdery mildew species and a teleomorph newly recorded in Japan 藤岡佳代子・高松進・山本秀夫・野村幸彦. 2008. 日本新産うどんこ病菌3種と完全世代形成確認種1種. 日本菌学会会報. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/49/1/49_jjom.H19-03/_pdf [Accessed June 11, 2023] 【R3J-00003】2023/6/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめJ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 岡山県から日本新産種としてフウとモミジバフウのErysiphe liquidambaris、オオニシキソウのE. euphorbiaeおよびPodosphaera euphorbiae完全世代を報告した。 また、日本ではこれまで分生子世代のみが報告されていたナガバギシギシのうどんこ病菌の閉子嚢殻を認め、E. polygoniと同定した。 E. liquidambarisの宿主としてフウは日本で初めて、モミジバフウは世界で初めて報告された。 （日本新産種） Erysiphe liquidambaris (R.Y. Zheng & G.Q. Chen) U. Braun （その他掲載種） Erysiphe polygoni DC. （日本新産種） Erysiphe euphorbiae Peck （日本新産種） Podosphaera euphorbiae (Castagne) U. Braun & S. Takam. 【よく似た種との区別】 Podosphaera euphorbiae-helioscopiae 日本に分布する 同じトウダイグサ属植物を宿主とする 本種より閉子嚢殻の付属糸が顕著に長い Podosphaera euphorbiae-hirtae 日本に分布する 同じトウダイグサ科植物を宿主とする 本種より閉子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり閉子嚢殻の付属糸が長い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい