(仮訳)新組み合わせ、新学名Curvularia tsudae(旧Pseudocochliobolus australiensis)およびCurvularia australiensisのシノニム改訂
Deng, H. et al., 2014. Curvularia tsudae comb. nov. et nom. nov., formerly Pseudocochliobolus australiensis, and a revised synonymy for Curvularia australiensis. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354014000242 [Accessed June 23, 2014].
【R3-00836】2014/06/23投稿

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3行まとめ

Pseudocochliobolus australiensisDrechslera australiensisのテレオモルフとして記載されたが、タイプ標本が検討されていなかった。
タイプ由来菌株の形態学的検討と分子系統解析の結果、両者が別種であることを明らかにした。
Pseudocochliobolus australiensisCurvularia属に移すとともに、ホモニムを回避するために新学名C. tsudaeを提唱した。

(新組み合わせ・新学名)

Curvularia tsudae (Tsuda & Ueyama) H. Deng, Y.P. Tan & R. G. Shivas
語源…日本の植物病理学者・菌学者、津田盛也に献名
旧名:Pseudocochliobolus australiensis Tsuda & Ueyama
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【よく似た種との区別】
Curvularia australiensis
分生子に異隔壁を持つ
ITS+LSU+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が長い
本種より分生子が濃色
本種と異なり分生子の異隔壁の数が3ではなく3または稀に4-5
ITS+LSU+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Curvularia australiensis (Bugnic. ex M.B. Ellis) Manamgoda, L. Cai & K.D. Hyde
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【よく似た種との区別】
Curvularia tsudae
分生子に異隔壁を持つ
ITS+LSU+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
本種より分生子が淡色
本種と異なり分生子の異隔壁の数が3または稀に4-5ではなく3
ITS+LSU+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される