2015年12月5日 (仮訳)イタリア産の新種、Leptosphaeria italicaの系統学的・形態学的評価 Dayarathne, MC. et al., 2015. Phylogenetic and morphological appraisal of Leptosphaeria italica sp. nov. (Leptosphaeriaceae, Pleosporales) from Italy. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_6_5_13.pdf [Accessed December 4, 2015]. 【R3-02440】2015/12/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアにおいてRhamnus alpinusの枯枝に発生した菌を検討し、Leptosphaeria italicaとして新種記載した。 本種は子嚢胞子が帯黄褐色~褐色、楕円形~紡錘形でやや棍棒形、(1-2-)3隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種はRhamnus alpinusを宿主とする初のLeptosphaeria属菌として報告された。 Italy, Province of Forlì-Cesena [FC], Monte Fumaiolo (新種) Leptosphaeria italica M.C. Dayarathne, Camporesi & K.D. Hyde 語源…イタリアの 【よく似た種との区別】 Melanomma fuscidulum 同じクロウメモドキ属植物を宿主とする 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1-2-)3ではなく1 Leptosphaeria solani 本種と異なり子嚢が円筒状棍棒形~円筒形ではなく楕円形~狭棍棒形 本種と異なり子嚢胞子の末端に球形の付属物を有する Leptosphaeria slovacica nrLSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が帯黄褐色~褐色ではなく帯オリーブ黄色 本種と異なり子嚢胞子が楕円形~紡錘形でやや棍棒形なのではなく広紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の末端の細胞が丸いのではなく尖形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1-2-)3ではなく3 nrLSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される