2016年4月26日 （仮訳）葉面から分離された酵母の新種、Nakazawaea siamensis Kaewwichian, R. & Limtong, S., 2014. Nakazawaea siamensis f.a., sp. nov., a yeast species isolated from phylloplane. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. … Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.057521-0 [Accessed April 25, 2016]. 【R3-02869】2016/04/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイにおいてサトウキビの葉面から分離された酵母の一種を検討し、Nakazawaea siamensisとして新種記載した。 本種はCandida wickerhamiiと近縁であったが、D1/D2領域に1.9%、ITS領域に5.2%の塩基置換が認められた。 本種は単一の菌株に基づき記載されたが、102試料から372菌株を分離した中で一度しか出現せず、様々な植物から900超の菌株を得ても再度出現することはなかった。 Chokchai district, Nakhon Ratchasima, Thai （新種） Nakazawaea siamensis R. Kaewwichian, W. Yongmanitchai, H. Kawasaki & S. Limtong 語源…シャム（タイ）産の 【よく似た種との区別】 Candida wickerhamii D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり硝酸塩および亜硝酸塩を資化可能 本種と異なりスクロース、マルトース、メレジトース、イヌリン、水溶性デンプン、エリトリトール、ガラクチトール、メチル-a-D-グルコシド、キシリトールを資化不能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 本種と異なり10% NaCl+5%グルコース添加培地で生育不能 D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（D1/D2に1.9%[11/569塩基]、ITSに5.2%[35/680塩基]の塩基置換）