(仮訳)ナミビアにおいてPsorotichia属地衣に生じた地衣生子嚢菌の新種、Zwackhiomyces namibiensis
Diederich, P. & Schultz, M., 2009. Zwackhiomyces namibiensis, a new lichenicolous ascomycete (Xanthopyreniaceae) on Psorotichia from Namibia. Herzogia. Available at: http://www.blam-hp.eu/Herzogia_22/H22-Diederich%26Schultz.pdf [Accessed May 25, 2017].
【R3-04058】2017/05/26投稿

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3行まとめ

ナミビア中部のサバンナにおいてPsorotichia属地衣に生じた地衣生菌の一種を検討し、Zwackhiomyces namibiensisとして新種記載した。
本種は子嚢殻が黒色で球形または僅かに扁平、子嚢胞子が無色で1隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種はPsorotichia属地衣を宿主とする初の地衣生菌として報告された。
Namibia, Khomas Distr., NW of Rehobot, just E of D1237, N end of farm Duruchaus, BIOTA-observatory Duruchaus, hectare plot 37

(新種)

Zwackhiomyces namibiensis Diederich & M. Schultz
語源…ナミビア産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Zwackhiomyces berengerianus
本種と異なりPsorotichia cf. schaereriではなくMycobilimbia berengerianaのみを宿主とする
本種と異なり子嚢殻が球形または僅かに扁平なのではなく倒洋梨形
本種より子嚢がずっと長い
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子のQ値が小さい
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく最終的に淡褐色になる
本種と異なり子嚢胞子のペリスポアが顕著な疣状
Zwackhiomyces dispersus
本種と異なりPsorotichia cf. schaereriではなくProtoblastenia rupestrisのみを宿主とする
本種より子嚢殻のサイズが僅かに小さい
本種と異なり子嚢殻が球形または僅かに扁平なのではなく類球形~倒洋梨形
本種より子嚢胞子が顕著に短い
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種より子嚢胞子のQ値が小さい