2017年11月23日 (仮訳)中国東部、大別山地に産した厚壁胞子形成性のConidiobolus属1新種 Nie, Y. et al., 2017. A new species of Conidiobolus with chlamydospores from Dabie Mountains, Eastern China. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_8_7_1.pdf [Accessed November 23, 2017]. 【R3-04602】2017/11/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国安徽省において土壌から分離された菌を検討し、Conidiobolus dabieshanensisとして新種記載した。 本種は厚壁胞子を形成すること、分生子が発芽すると細長く屈曲する菌糸を生じることなどで特徴づけられた。 本種はnrLSUに基づく分子系統解析でクレード1に含まれ、形態的に類似するC. adiaeretusとは異なる系統に位置した。 中国安徽省六安市霍山県大別山地 (新種) Conidiobolus dabieshanensis Y. Nie & B. Huang 語源…大別山産の 【よく似た種との区別】 Conidiobolus adiaeretus 一次分生子の長さが類似している 本種と異なり”capilliconidia”を有する nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレード1ではなく2に含まれる) Conidiobolus humicolus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より一次分生子のサイズが小さい 本種と異なり接合胞子を生じる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Conidiobolus chlamydosporus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より一次分生子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり分生子が発芽すると屈曲する菌糸を生じるという特徴を欠く nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Conidiobolus firmipilleus 一次分生子の長さが類似している nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレード1に含まれる) 本種より一次分生子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり分生子が発芽すると細長く屈曲する菌糸を生じるという特徴を欠く nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される